平成21年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問25
一般用電気工作物等の検査方法
クランプ形漏れ電流計に関する問題
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- イ

- ロ

- ハ

- ニ

答えと解説
✓ これが正解イ
解説
3本とも1つのクランプに通すと漏れ電流だけが残ります。
クランプ形漏れ電流計は、輪の中を通る電線の電流の合計を測る計器です。往復の電流が輪の中を通ると、向きが逆で大きさが同じなので打ち消し合い、合計は零になります。漏れ電流があると、電線以外(大地など)へ流れ出た分だけ往復が合わなくなり、その差が指示値として現れます。
単相3線式では、2本の電圧線(黒い線)と中性線の3本で電流が行き来します。この3本をまとめて輪の中に通せば、負荷を流れる電流は打ち消し合って、漏れ電流だけが残ります。図では、黒い電線2本と中性線の3本すべてが輪の中を通っているものが当てはまります。
一方、1本だけ、中性線だけ、黒い電線1本と中性線の2本だけ、といった通し方は、負荷の電流が打ち消されずに残って表示されるので、漏れ電流の有無が判別できません。
覚え方は、漏れ電流は、往復の線をすべてまとめて挟んで測る、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ…1本はクランプの外の上方にあり、中性線と黒い電線1本の計2本がクランプの輪の中を通る:黒い電線1本と中性線の2本だけを輪に通す図は、もう1本の電圧線の負荷電流が打ち消されずに残ります。表示される値に負荷電流が混ざり、漏れ電流の有無は判別できません。
- ハ…2本はクランプの外の上方にあり、中性線1本だけがクランプの輪の中を通る:中性線だけを輪に通す図は、2本の電圧線の電流の差(中性線に流れる電流)を測る形です。往復をまとめて挟んでいないので、漏れ電流の測定にはなりません。
- ニ…1本と中性線はクランプの外の上方にあり、黒い電線1本だけがクランプの輪の中を通る:黒い電線1本だけを輪に通す図は、その線の負荷電流をそのまま測る形です。戻りの線を挟んでいないので、電流が打ち消されず、漏れ電流の有無は判別できません。
出典:平成21年度第二種電気工事士筆記試験 問25(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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