平成21年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問21
電気工事の施工方法
進相コンデンサに関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
三相誘導電動機回路の力率を改善するために使用する低圧進相コンデンサの取り付け場所で、最も適切なものは。
- イ主開閉器の電源側に各台数分をまとめて電動機と並列に接続する。
- ロ手元開閉器の負荷側に電動機と並列に接続する。
- ハ手元開閉器の負荷側に電動機と直列に接続する。
- ニ手元開閉器の電源側に電動機と並列に接続する。
答えと解説
✓ これが正解ロ手元開閉器の負荷側に電動機と並列に接続する。
解説
進相コンデンサは手元開閉器の負荷側に並列に付けます。
進相コンデンサは、電動機の遅れの無効電流を、進みの電流で打ち消して力率を改善する機器です。取り付け場所は、電動機と並列に付けること、電動機を止めたときにコンデンサだけが電源につながったままにならないこと、の2点で判断します。
手元開閉器(電動機の近くにある入り切りの開閉器)の負荷側に、電動機と並列に付ければ、手元開閉器を切ったときにコンデンサも電動機と一緒に電源から切り離されます。電動機が止まっているのに進みの電流だけが流れ続ける、という状態になりません。
手元開閉器の電源側に付けると、開閉器を切ってもコンデンサは電源につながったままです。主開閉器の電源側にまとめて付けると、主開閉器を切るまでコンデンサがつながり続け、電動機ごとの入り切りにも合いません。また、電動機と直列に付ける接続は力率改善の接続ではありません。
覚え方は、進相コンデンサは電動機と並列、手元開閉器の負荷側、です。
ほかの選択肢の解説
- イ主開閉器の電源側に各台数分をまとめて電動機と並列に接続する。:主開閉器の電源側にまとめて付けると、電動機が1台ずつ止まっても、コンデンサは常に電源につながっています。運転する電動機に合わせて入り切りできず、最も適切な場所ではありません。
- ハ…直列に接続する。:コンデンサを電動機と直列に接続すると、電動機に流れる電流がコンデンサを通る形になり、力率の改善にはなりません。力率改善のコンデンサは、電動機と並列に付けるものです。
- ニ手元開閉器の電源側に電動機と並列に接続する。:手元開閉器より電源側に付けたコンデンサは、開閉器で電動機を止めても切り離されず、電源につながり続けます。電動機と一緒に切り離される負荷側が、適切な位置です。
出典:平成21年度第二種電気工事士筆記試験 問21(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)