令和6年度 秋期 午前Ⅱ 問14
その他の法律・ガイドライン・技術者倫理
ホイッスルブローイングの説明
技術者倫理におけるホイッスルブローイングの説明として,適切なものはどれか。
- ア画期的なアイデアによって経済・社会に大きな変革をもたらすこと
- イコミュニケーションを通じて自ら問題を解決できる人材を育成すること
- ウ法令又は社会的規範を逸脱する行為を第三者などに知らしめること
- エリスクが発生したときの対処方法をあらかじめ準備しておくこと
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ法令又は社会的規範を逸脱する行為を第三者などに知らしめること
解説
法令や社会規範を逸脱する行為を、第三者などに知らせることです。
ホイッスルブローイングは、組織の内部の人が、法令や社会的規範から逸脱した行為を知ったときに、それを組織内の窓口や監督機関、報道などの第三者に知らせることを指します。笛を吹いて危険を知らせることにたとえた言葉で、内部告発とも呼ばれます。技術者倫理では、公衆の安全や利益を守るために、技術者が組織の不正に対して声を上げる場面として取り上げられます。日本では、こうした通報をした人を不利益な扱いから守るために公益通報者保護法が定められています。不正を外に知らせるという中身から結び付けると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア画期的なアイデアによって経済・社会に大き…:画期的なアイデアで経済や社会に大きな変革をもたらすことは、イノベーションの説明です。新しい価値を生み出す活動であり、逸脱した行為を知らせることとは関係がありません。
- イコミュニケーションを通じて自ら問題を解決…:対話を通じて相手が自ら問題を解決できるように育てることは、コーチングの説明です。人材育成の手法であり、逸脱行為を第三者に知らせることとは別の話です。
- エリスクが発生したときの対処方法をあらかじ…:リスクが起きたときの対処方法を前もって準備しておくことは、緊急時に備える計画の説明です。危機への備えに関するもので、組織の不正を告発する行為を指す言葉ではありません。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問14
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)