令和2年度 10月 午前Ⅱ 問25
経営戦略マネジメント
部品や資材の調達から製品の生産,流通,販売までの,企業間を含めたモノの流れを適切に計画・管理し,最適化して,リードタイムの短縮,在庫コストや流通コストの削減などを実現しようとする考え方はどれか。
- アCRM
- イERP
- ウMRP
- エSCM
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✓ これが正解エSCM
解説
調達から販売までのモノの流れを企業間で最適化するのがSCMです。
見分ける軸は、何を管理の対象にし、どの範囲で最適化するかです。SCMは、部品や資材の調達から生産、流通、販売までの一連のモノの流れを、自社だけでなく取引先を含む企業間で一体として計画・管理する考え方です。在庫や需要の情報を企業の間で共有して全体として最適化することで、リードタイムの短縮や在庫コスト、流通コストの削減を目指します。顧客との関係を扱うCRM、社内の経営資源を統合するERP、生産に必要な資材の量を計算するMRPとは、扱う範囲と対象が違います。企業の枠を越えてモノの流れ全体をつなぐのがSCM、と範囲の広さで覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCRM:CRMは、顧客の情報を一元的に管理して顧客との関係を深め、満足度や収益の向上を目指す考え方です。対象は顧客との関係であり、調達から販売までのモノの流れを企業間で最適化する考え方ではありません。
- イERP:ERPは、販売、生産、会計、人事などの企業内の経営資源を統合的に管理し、経営の効率化を図る考え方です。主な範囲は自社の内部であり、取引先を含む企業間のモノの流れの最適化を指すものではありません。
- ウMRP:MRPは、生産計画をもとに部品表と在庫の情報を使って、必要な資材の量と時期を算出する手法です。生産に必要な資材の手配を計画するもので、企業間のサプライチェーン全体を最適化する考え方ではありません。
この問題の用語
- SCM原材料の調達から生産、配送、販売までの流れを企業をまたいでまとめて管理するしくみです。在庫や納期の無駄を減らせます。
- ERP会計や人事、生産といった社内の業務データを一つにまとめて管理するしくみです。部門ごとにばらばらだった情報を、全社で共有できます。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
出典:令和2年度 10月 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問25
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