平成30年度 春期 午前 問62
経営戦略
BCPの説明
BCP の説明はどれか。
- ア企業の戦略を実現するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点から戦略を検討したもの
- イ企業の目標を達成するために業務内容や業務の流れを可視化し,一定のサイクルをもって継続的に業務プロセスを改善するもの
- ウ業務効率の向上,業務コストの削減を目的に,業務プロセスを対象としてアウトソースを実施するもの
- エ事業の中断・阻害に対応し,事業を復旧し,再開し,あらかじめ定められたレベルに回復するための手順を規定したもの
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✓ これが正解エ事業の中断・阻害に対応し,事業を復旧し,再開し,あらかじめ定められたレベルに回復するための手順を規定したもの
解説
止まっても戻すための手順を決めた計画です。
設問は、BCP の説明として適切なものを選ばせています。軸になるのは、その取り組みが何を前提に置いているかという点です。BCP は事業継続計画のことで、災害や大きな障害で事業が止まりうるという前提から出発します。止まらないようにする話ではなく、止まった後にどう戻すかを先に決めておく話です。ですから、事業の中断や阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するための手順を規定したものが当てはまります。どこまで戻すかを先に決めておく点も、この計画に固有の重さです。四つの記述を読むときは、事業が止まった場面が書かれているかどうかを最初に確かめてください。その場面が無い記述は、どれだけ経営らしく見えても別の枠組みの説明です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業の戦略を実現するために,財務,顧客,…:財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という四つの視点から戦略を検討する枠組みの説明です。平常時に戦略の進み具合を多面的に測る道具であり、止まった事業を戻す場面を扱っていません。
- イ企業の目標を達成するために業務内容や業務…:業務内容や業務の流れを可視化し、一定のサイクルをもって継続的に業務プロセスを改善する取り組みです。継続という語が題と重なりますが、日常の業務をより良くし続ける活動を指しています。
- ウ業務効率の向上,業務コストの削減を目的に…:業務効率の向上や業務コストの削減をねらって、業務プロセスを外部へ委託する取り組みです。誰に任せるかを見直す話であり、災害や障害が起きた後の回復を定めるものではありません。
この問題の用語
- BCP事業継続計画のこと。災害やシステム障害が起きても重要業務を続けるために、平時のうちに決めておく行動計画を指します。
- 事業継続計画予期せぬ事態でも重要な業務を続けられるよう、事前に決めておく行動計画。全業務を同じ水準で守るのではなく、優先順位をつけて策定します。
- 可視化見えにくい状態や流れを、図や数値にして誰でも見える形にすることです。業務の見直しは、まずここから始めます。
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問62
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問63:アソシエーション分析に関する問題(可視化)
- 令和7年度 秋期 午前 問62:SOAの説明(業務プロセス)
- 令和4年度 秋期 午前 問61:BCPの説明(BCP)
- 令和4年度 春期 午前 問58:事業継続計画に関する問題(事業継続計画)
- 令和元年度 秋期 午前 問61:BCPの説明(BCP)
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