平成26年度 春期 午前 問79
法務
労働者派遣法に関する問題
労働者派遣法に基づいた労働者の派遣において,労働者派遣契約の関係が存在するのはどの当事者の間か。
- ア派遣先事業主と派遣労働者
- イ派遣先責任者と派遣労働者
- ウ派遣元事業主と派遣先事業主
- エ派遣元事業主と派遣労働者
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✓ これが正解ウ派遣元事業主と派遣先事業主
解説
会社どうしで結ぶのが労働者派遣契約です。
設問は、労働者派遣法に基づく派遣において、労働者派遣契約の関係がどの当事者の間にあるかを問うています。派遣には三者が登場し、その間に引かれる線は三本とも種類が違います。一本目が労働者派遣契約で、人を送り出します、受け入れますという会社どうしの取り決めですから、当事者は派遣元事業主と派遣先事業主の二社です。二本目は雇用契約で、派遣元事業主と派遣労働者の間にあり、賃金や社会保険、解雇についての責任はここに生じます。三本目は指揮命令で、日々の作業の指示は派遣先が出しますが、これは契約ではなく事実上の関係です。雇う相手と指示を出す相手が違うところが、この働き方の核心です。ですから、三者を三角に置いて線を三本引き、設問が名指しした一本を選びます。残りの三つは、指示を出す関係、担当者個人との関係、そして雇い入れる関係であり、設問が問う一本とは別の線です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア派遣先事業主と派遣労働者:この二者の間にあるのは、日々の作業について指示を出し、それに従うという事実上の関係です。実際に働く場所にいるので紛れやすいのですが、取り決めを結ぶ間柄ではありません。
- イ派遣先責任者と派遣労働者:派遣先責任者は、受け入れる側が選任する担当者個人です。苦情の処理や就業の管理を担いますが、取り決めの当事者になるのは会社であって、担当者個人ではありません。
- エ派遣元事業主と派遣労働者:この二者の間にあるのは、人を雇い入れるという関係です。働く人と直に結ぶのは送り出す側ですが、設問が名指ししたのは会社どうしで結ぶ一本なので、別の線になります。
この問題の用語
- 労働者派遣法派遣で働く人を守るための法律で、雇うのは派遣元、仕事の指示は派遣先と定めています。同じ職場での受入れには3年という期間の制限があります。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
- 派遣労働者派遣元と雇用の関係を結び、派遣先の指揮命令で働く人のことです。受け入れられる期間には上限があり、教育の扱いも正社員と揃えます。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問79
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前 問79:労働者派遣法に関する問題(労働者派遣法)
- 令和5年度 春期 午前 問79:労働者派遣法に関する問題(派遣労働者)
- 平成24年度 春期 午前 問80:労働者派遣法に関する問題(労働者派遣法)
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