平成26年度 秋期 午前 問70
技術戦略
コア技術の事例
コア技術の事例として適切なものはどれか。
- アアライアンスを組んでインタフェースなどを策定し,共通で使うことを目的とした技術
- イ競合他社がまねできないような,自動車エンジンのアイドリングストップ技術
- ウ競合他社と同じ CPU コアを採用し,ソフトウェアの移植性を生かす技術
- エ製品の早期開発,早期市場投入を目的として,汎用部品を組み合わせて開発する技術
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✓ これが正解イ競合他社がまねできないような,自動車エンジンのアイドリングストップ技術
解説
他社がまねできないことが条件になります。
設問は、コア技術の事例として適切なものを選ばせています。コア技術とは、自社の競争力の源になり、ほかの製品へも広げられる中核の技術のことです。条件は三つ挙げられます。顧客にとっての価値に効くこと、他社が容易に模倣できないこと、ほかの分野へ展開できることです。この中で判定に直結するのは二つ目です。まねができてしまえば、すぐに横並びになり、値下げで競うほかなくなるからです。そこで四つの記述を、他社と同じものを使っているか、自社だけのものかという一本の線で割ります。共通、同じ、汎用といった語が書かれている記述は、どれも他社も手にできるものを指していますから、差の源にはなりません。残るのは、まねできない技術として示されているものだけです。よって、競合他社がまねできないような、自動車エンジンのアイドリングストップ技術が当てはまります。なお、他社に模倣されにくい中核の能力を広く指す語がコアコンピタンスで、技術に限らず調達力や販売網なども含みます。コア技術はその一部にあたります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアライアンスを組んでインタフェースなどを…:仲間と組んで共通の取り決めを作り、皆で使うことを目的とした技術を述べています。仲間も同じものを使う以上、自社だけの差にはならず、条件の二つ目を満たしません。
- ウ競合他社と同じ CPU コアを採用し,ソ…:競合と同じ部品をあえて採用し、ソフトウェアを載せ替えやすくする狙いを述べています。採用しているものが他社と同一ですから、まねできない中核とは呼べません。
- エ製品の早期開発,早期市場投入を目的として…:誰でも調達できる部品を組み合わせ、早く市場へ出すことを狙う技術を述べています。速さは利点になりますが、部品そのものは他社も同じように買えるので、差の源にはなりません。
この問題の用語
- コアコンピタンス他社がまねできない、その会社ならではの中核の強みのことです。経営資源をここに集中させることで、競争で優位に立つことを目指します。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問70
同じ用語が出る問題
- 平成31年度 春期 午前 問67:コアコンピタンスに該当するもの(コアコンピタンス)
- 平成27年度 秋期 午前 問74:コンプライアンス強化の説明(コアコンピタンス)
- 平成26年度 秋期 午前 問74:内部統制に関する問題(コアコンピタンス)
- 平成25年度 秋期 午前 問69(コアコンピタンス)
- 平成23年度 秋期 午前 問66:M&Aの説明(コアコンピタンス)
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