平成25年度 春期 午前 問64
システム企画
業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図はどれか。
- アアクティビティ図
- イクラス図
- ウ状態遷移図
- エユースケース図
答えと解説を見る
✓ これが正解アアクティビティ図
解説
アクティビティ図は分岐と並行と同期を描けます。
設問が挙げた三つの語が、そのまま答えを指しています。アクティビティ図は処理の流れを描くための図で、条件によって道を分けるひし形、一本の道を複数へ分ける太い横棒、複数の道が一本に合わさり全部そろうまで待つ太い横棒を、記法としてもっています。設問の三つの語が、この三つの書き方に順に対応します。さらに縦や横の区画を設けて誰が受け持つかを分けられるので、部門をまたぐ業務の流れをそのまま写せます。図を選ぶ設問は、まず時間の経過を含む図かどうかで二つに割り、そのうえで並んで進む道と待ち合わせまで書けるものを探す、という順で読むと迷いません。残る三つは、その待ち合わせを書く手立てをもっていません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イクラス図:クラス図は、物と物のつながりを静かな姿のまま表す図で、継承や関連や多重度を書きます。時間という軸をもたないので、順序も待ち合わせも表せません。
- ウ状態遷移図:状態遷移図は、一つの対象が取りうる状態と、その移り変わりを表します。遷移という語が流れを思わせますが、描くのは一つの対象の状態の移り変わりであり、業務の処理の流れを追う図ではありません。
- エユースケース図:ユースケース図は、使う人と機能のつながりを外側から一覧にしたものです。何ができるかは読み取れますが、どのような順で処理が進むかまでは示しません。
この問題の用語
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
出典:平成25年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問64
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問46:要件定義に関する問題(要件定義)
- 令和7年度 春期 午前 問66:準委任型が適切であるとされるもの(要件定義)
- 令和6年度 秋期 午前 問66:UMLに関する問題(要件定義)
- 令和6年度 秋期 午前 問51:スコープの管理の活動(要件定義)
- 令和5年度 春期 午前 問66:共通フレームに関する問題(要件定義)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)