平成24年度 春期 午前 問70
経営戦略
KPIに関する問題
設定した戦略を遂行するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点に基づいて相互の適切な関係を考慮しながら具体的に目標及び施策を策定する経営管理手法はどれか。
- アコアコンピタンス
- イセグメンテーション
- ウバランススコアカード
- エプロダクトポートフォリオマネジメント
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✓ これが正解ウバランススコアカード
解説
四つの視点で目標と施策を定める経営管理手法です。
この設問は、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という四つの視点に基づいて目標と施策を策定する経営管理手法を尋ねています。見分けの軸は、その語が四つの視点という枠組みを持っているか、という一点になります。設問が並べた四つの視点をそのまま備えているのがバランススコアカードです。四つは横に並んでいるだけではなく、下から積み上がる関係で考えます。人を育てて仕組みを整えることが業務の質と速さを高め、それが顧客の満足につながり、最後に売上や利益として表れます。設問にある相互の適切な関係を考慮しながらという部分は、このつながりを指しています。釣り合いを取る理由は、財務の数字が過去の結果しか映さないことにあります。短期の利益だけを追えば、教育や研究や保守に回す費用を削って数字を作ることもできてしまいます。そこで、結果を表す指標と、その原因になる指標を並べて見るわけです。視点ごとに KGI と KPI を置いて測るのが実務での形になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アコアコンピタンス:他社にはまねのできない中核的な強みを指す言葉です。自社の何を強みと捉えるかという考え方であって、視点を分けたうえで目標や施策を組み立てるための枠組みではありません。
- イセグメンテーション:市場を性質の近い層に切り分ける作業を指します。マーケティングの一工程にあたるもので、企業全体の目標を複数の視点から策定するという設問の範囲とは対象が違います。
- エプロダクトポートフォリオマネジメント:市場の成長率と占有率という二つの軸で事業を分類し、資源の配分を決める手法です。四つに分ける点は似て見えますが、分けているのは視点ではなく事業そのもののほうになります。
この問題の用語
- コアコンピタンス他社がまねできない、その会社ならではの中核の強みのことです。経営資源をここに集中させることで、競争で優位に立つことを目指します。
- KPI目標へ向かう取組みの進み具合を測るための指標のことです。在庫日数や誤出荷率のように、途中で確かめられる数値を置きます。
出典:平成24年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問70
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問57:継続的改善に関する問題(KPI)
- 令和4年度 春期 午前 問56:保守性を表す指標に該当するもの(KPI)
- 平成31年度 春期 午前 問67:コアコンピタンスに該当するもの(コアコンピタンス)
- 平成27年度 秋期 午前 問74:コンプライアンス強化の説明(コアコンピタンス)
- 平成26年度 秋期 午前 問74:内部統制に関する問題(コアコンピタンス)
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