平成22年度 秋期 午前 問57
サービスマネジメント
この日の可用性
サービス提供の時間帯を 7:00〜19:00 としているシステムにおいて,16:00 にシステム故障が発生し,サービスが停止した。修理は 21:00 までかかり,当日中にサービスは再開されなかった。この日の可用性は何%か。
- ア25
- イ60
- ウ64
- エ75
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✓ これが正解エ75
解説
十二時間のうち九時間で七十五%です。
可用性を出すときは、時計の一日ではなく、約束した時間帯だけを見ます。判定の軸は、分母に何時間を置くかという一点になります。この設問が約束しているのは七時から十九時までですから、分母は十二時間です。実際にサービスできたのは七時から故障した十六時までの九時間で、これが分子になります。したがって九を十二で割って〇・七五、つまり七十五パーセントです。ここで効いてくるのが、修理が二十一時までかかったという記述の扱いです。十九時で約束の時間帯が終わっていますから、十九時から二十一時までは、そもそも提供すると言っていない時間にあたります。約束していない時間に止まっていても、サービス可用性は下がりません。実務でもこの考え方は同じで、二十四時間三百六十五日なのか平日の昼間だけなのかによって、同じ三時間の停止でも数字がまるで変わります。保守のために計画して止める時間を分母から除くかどうかも、取決め次第です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア25:止まっていた側の割合を出した形です。約束した十二時間のうち動かなかったのは三時間ですから、その割合を求めるとこの数になります。問われている向きが裏返っています。
- イ60:この値は、素直に数え直しても現れません。修理に要した五時間を止まっていた時間として引くという誤り方をしても五十八パーセントほどにしかならず、この数には届きません。条件から導けない値です。
- ウ64:分母を修理が終わる時刻まで伸ばしてしまった形です。七時から二十一時までの十四時間を分母に置くとこの数になります。ありがちな取り違えですが、約束の終わりは十九時です。
この問題の用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問55:サービス可用性管理に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前 問55:サービス可用性に関する問題(可用性)
- 令和5年度 秋期 午前 問56:可用性に関する問題(可用性)
- 令和5年度 春期 午前 問55:継続的改善の説明(可用性)
- 令和4年度 秋期 午前 問30:ACID特性に関する問題(可用性)
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