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令和8年度 北海道 午後 問16

人体の働きと医薬品

イレウスに関する問題

医薬品の副作用として現れる消化器の症状等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a イレウスとは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。

b 医薬品の副作用による消化性潰瘍になると、胃のもたれ、吐きけ、胃痛、消化管出血に伴って糞便が黒くなる等の症状が現れるが、自覚症状が乏しい場合もある。

c 普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症のリスクが低い。

d 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛等の症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。

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✓ これが正解4(b、d)

解説

bとdが正しい。aは消化性潰瘍の説明、便秘傾向はリスクが高い

手引き第2章の症状からみた主な副作用のうち、消化性潰瘍とイレウス様症状の範囲で判断します。

aは誤りです。胃や十二指腸の粘膜組織が傷つき、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態は消化性潰瘍の説明です。イレウスは、腸の内容物の通過が妨げられた状態をいいます。bは正しい記述です。医薬品の副作用による消化性潰瘍では、胃のもたれ、吐きけ、胃痛、消化管出血に伴って便が黒くなるなどの症状が現れますが、自覚症状が乏しく、貧血症状の検査や突然の吐血・下血で見つかることもあります。cは誤りです。普段から便秘傾向がある人は、イレウス様症状を起こすリスクが高いとされています。小児や高齢者も同じく注意が必要です。dは正しく、医薬品の作用で腸管運動が麻痺して内容物が通らなくなると、激しい腹痛などのために水分や食物の摂取が抑えられ、嘔吐がなくても脱水状態になることがあります。

したがって、bとdを選ぶ組み合わせが正解です。粘膜が欠ける話は潰瘍、腸の中身が通らない話はイレウス、と起きている現象で区別しましょう。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問16(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。

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