令和7年度 北海道 午後 問18
人体の働きと医薬品
間質性肺炎に関する問題
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。
b 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすい。
c 喘息は、原因となる医薬品(アスピリン等)の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
d 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 誤 正 正
- 2誤 正 正 誤
- 3誤 誤 誤 正
- 4正 正 誤 誤
- 5正 誤 正 誤
答えと解説を見る
✓ これが正解1正 誤 正 正
解説
a・c・dが正、bは区別が難しいので誤りです。
呼吸器系に現れる副作用は、手引きの第2章(症状からみた主な副作用)で扱われます。間質性肺炎と喘息のそれぞれの起こり方と経過を押さえて判断します。
aは正しく、間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものです。通常の肺炎が気管支または肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものであるのと区別されます。bは誤りです。間質性肺炎の症状は、息切れ・息苦しさなどの呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱などで、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがあります。区別がつきやすいのではありません。cは正しく、喘息は、原因となる医薬品(アスピリンなど)の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴(息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る)及び呼吸困難を生じます。dも正しく、喘息は合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解します。
したがって、a正・b誤・c正・d正の組み合わせが正解です。間質性肺炎はかぜと見分けにくいからこそ注意が要る、と覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2誤 正 正 誤:a を誤り、b を正としていますが、間質性肺炎は肺胞と毛細血管を支える組織の炎症で a は正しく、症状はかぜなどと見分けにくいので b は誤りです。d を誤りとする点も合いません。
- 3誤 誤 誤 正:a・c を誤りとしていますが、間質性肺炎の定義も、アスピリンなどの使用後1時間以内に鼻水・鼻づまりから始まる喘息の経過も正しい記述です。
- 4正 正 誤 誤:b を正とし、c・d を誤りとしています。間質性肺炎はかぜとの区別が難しく、喘息の起こり方と、成分が消えれば寛解する点はどちらも正しい内容です。
- 5正 誤 正 誤:a〜c の判定は合っていますが、d を誤りとしている点が違います。合併症がなければ、原因の成分が体内から消えると喘息の症状は寛解します。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問18(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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