令和4年度 北海道 午後 問3
人体の働きと医薬品
ラクターゼに関する問題
消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 炭水化物は小腸でラクターゼ等によって単糖類まで分解される。
b 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンE等の物質を産生している。
c 糞便はS状結腸、直腸に滞留し、直腸に溜まった糞便が下行結腸に送られてくるとその刺激に反応して便意が起こる。
d 十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛に覆われている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 誤
- 2誤 正 誤 誤
- 3正 誤 誤 正
- 4誤 誤 正 正
- 5正 誤 誤 誤
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✓ これが正解3正 誤 誤 正
解説
aとdが正、bはビタミンK、cは便が送られる向きが逆で誤り
小腸と大腸の働きは、手引き第2章の消化器系の項で判断します。腸内細菌が作るビタミンの種類と、便意が起こる仕組みが見分けどころです。
aは正しい記述です。炭水化物は小腸で、ラクターゼなど糖を分解する酵素の働きにより、最終的に単糖類まで分解されて吸収されます。bは誤りです。大腸の腸内細菌が産生し、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要とされるのはビタミンKです。ビタミンEではありません。cは誤りです。糞便は通常、下行結腸やS状結腸に滞留しており、直腸は空になっています。S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激で便意が起こります。記述は送られる向きが逆です。dは正しい記述で、十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、粘膜表面は絨毛に覆われて吸収面積を広げています。
よって、a正・b誤・c誤・d正の組み合わせが正解です。血液凝固に関わるビタミンはK、と結び付けて覚えると、ほかの章の問にも使えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 誤:この組はbとcを正と判定しています。大腸の細菌が作る凝固関連のビタミンはKであり、便意もS状結腸から直腸に便が移ったときに生じるので、二つとも誤りと見るのが手引きの立場です。
- 2誤 正 誤 誤:aを誤、bを正としています。炭水化物は小腸で単糖類まで分解されるのでaは正しく、ビタミンEとするbは誤りです。dの絨毛の記述も正しい内容です。
- 4誤 誤 正 正:aを誤、cを正としていますが、cは便の流れが逆で、直腸に送られてきた糞便の刺激で便意が起こります。aの単糖類までの分解は正しい記述です。
- 5正 誤 誤 誤:ここではdが誤扱いですが、小腸の内壁のひだと、その表面を覆う絨毛は、栄養を吸収する面を大きくするための構造として手引きに書かれた内容そのもので、正と判定すべき記述です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問3(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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