令和5年度 北海道 午後 問1
人体の働きと医薬品
消化器系に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mある。
- 2消化管には、胃、小腸、大腸、胆嚢が含まれる。
- 3消化液に含まれる消化酵素の作用によって、飲食物を分解することを機械的消化という。
- 4膵液は、脂質を分解するアミラーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。
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✓ これが正解1消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約9mある。
解説
消化管は口腔から肛門まで約9mの管で、この記述だけが正しい
消化器系の基本(手引きの人体の働きと医薬品の章)で判断します。消化管は口腔から咽頭、食道、胃、小腸、大腸を経て肛門まで続く1本の管で、平均的な成人では全長が約9mあります。この記述は正しいです。
ほかの記述を見ると、胆嚢は消化管ではありません。胆汁を一時ためて十二指腸へ送り出す器官で、肝臓や膵臓と同じく消化腺などの付属器官として扱われます。また、消化酵素によって飲食物を分解することは化学的消化といい、口の中で噛み砕いたり胃腸の運動で混ぜ合わせたりする物理的な働きのほうが機械的消化です。膵液には多くの消化酵素が含まれますが、脂質を分解するのはリパーゼで、アミラーゼはデンプン(炭水化物)を分解する酵素です。
消化管は食べ物が通る道、付属器官は道の脇から消化液を出す器官、と分けて覚えると、胆嚢や肝臓を消化管に入れる誤りを見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2消化管には、胃、小腸、大腸、胆嚢が含まれる。:胃・小腸・大腸は消化管ですが、胆嚢は飲食物が通る管ではなく、胆汁をためて十二指腸へ送り出す付属の器官です。胆嚢を含めている点が誤りです。
- 3消化液に含まれる消化酵素の作用によって、飲食物を分解することを機械的消化という。:消化酵素で分解する働きは化学的消化と呼びます。機械的消化は、噛み砕く・胃腸の運動でこね混ぜるといった物理的な働きを指すので、名前が逆になっています。
- 4膵液は、脂質を分解するアミラーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。:膵液が多くの消化酵素を含む点は合っていますが、アミラーゼはデンプンを分解する酵素です。脂質を分解する膵液の酵素はリパーゼなので、組み合わせが誤りです。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問1(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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