令和5年度 北海道 午後 問45
医薬品の適正使用・安全対策
乳製カゼインに関する問題
次の1~5で示される医薬品成分のうち、乳製カゼインを由来としているため、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に、「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載されるものはどれか。
- 1次没食子酸ビスマス
- 2オキセサゼイン
- 3タンニン酸アルブミン
- 4ロペラミド塩酸塩
- 5エチニルエストラジオール
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✓ これが正解3タンニン酸アルブミン
解説
乳製カゼイン由来で牛乳アレルギーに注意するのはタンニン酸アルブミン
添付文書のしてはいけないことのうち、アレルギーに関する記載(手引きの医薬品の適正使用・安全対策の章の別表)で判断します。
タンニン酸アルブミンは、腸の粘膜をひきしめる収斂作用を持つ止瀉成分で、乳製カゼインを由来としています。そのため、本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人は使用しないこととされています。牛乳アレルギーがある人では、ショック(アナフィラキシー)などのアレルギー症状を起こすおそれがあるからです。したがって、タンニン酸アルブミンが正解です。
ほかの成分は乳製カゼイン由来ではありません。次没食子酸ビスマスは収斂作用を持つ止瀉成分ですが、ビスマスを含む成分です。オキセサゼインは局所麻酔作用を持つ胃腸鎮痛鎮痙薬の成分、ロペラミド塩酸塩は腸の運動を抑える止瀉成分、エチニルエストラジオールは女性ホルモン成分です。
アルブミンはタンパク質の名前、乳のタンパク質であるカゼインと結び付けて覚えると、牛乳アレルギーとの関係を思い出せます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1次没食子酸ビスマス:下痢止めに使う金属を含んだ成分で、牛の乳のタンパク質からは作られていません。牛乳アレルギーの人を対象とする記載とは結び付きません。
- 2オキセサゼイン:オキセサゼインは局所麻酔作用で胃の痛みを抑える成分で、牛乳のタンパク質に由来するものではありません。
- 4ロペラミド塩酸塩:ロペラミド塩酸塩は腸の運動を抑えて下痢を止める成分です。乳製カゼインを由来とする成分ではないので、牛乳アレルギーの記載の対象ではありません。
- 5エチニルエストラジオール:これは卵胞ホルモンの一種で、乳のタンパク質とは関係がありません。牛乳でアレルギーを起こした人に向けた記載は付きません。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問45(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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