令和5年度 北海道 午後 問44
医薬品の適正使用・安全対策
テオフィリンに関する問題
次の一般用医薬品のうち、その添付文書の「してはいけないこと」の項目に、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されるものとして、正しいものの組み合わせはどれか。
a ブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬
b 水酸化アルミニウムゲルが配合された胃腸鎮痛鎮痙薬
c テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬
d センノシドが配合された内服薬
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、c)
- 4(b、d)
- 5(c、d)
答えと解説を見る
✓ これが正解5(c、d)
解説
授乳中は避けるとされるのはテオフィリンとセンノシドの製剤
添付文書のしてはいけないことのうち、授乳中の人に関する記載(手引きの医薬品の適正使用・安全対策の章の別表)で判断します。成分が乳汁中に移行し、乳児に影響を与えるおそれがあるものにこの記載があります。
cのテオフィリンが配合された鎮咳去痰薬は、乳児に神経過敏を起こすことがあるため、授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避けることとされています。dのセンノシドが配合された内服薬は、乳児に下痢を起こすおそれがあるため、同じ記載があります。
aのブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬は、胎児障害の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる人は服用しないこととされている成分で、授乳中の人の記載の対象ではありません。bの水酸化アルミニウムゲルは制酸成分で、この授乳中の人の記載の対象には挙げられていません。
したがって、cとdを選ぶ組み合わせが正解です。乳汁に移って赤ちゃんに神経過敏や下痢などの影響が出る成分、と乳児の症状とセットで覚えましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):a・b はどちらも対象外です。ブロモバレリル尿素は妊婦について服用しないこととされる成分で、水酸化アルミニウムゲルにはこの授乳中の記載はありません。
- 2(a、c):a を含めていますが、ブロモバレリル尿素で注意されるのは妊娠中の使用です。cのテオフィリンは授乳中の記載の対象ですが、aは当たりません。
- 3(b、c):b を選んでいる点で外れます。胃酸を中和するアルミニウムの成分は、母乳を通じた赤ちゃんへの影響を理由とする記載には挙がっていません。
- 4(b、d):b を選んでいる点で外れます。胃酸を中和するアルミニウムの成分は、母乳で赤ちゃんに影響するという理由の記載の対象外です。dの下剤成分は対象です。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問44(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)