権利関係の練習問題 問38
権利関係
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。宅建(宅地建物取引士)の練習問題 200問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
Aが死亡した。Aには、配偶者B並びに子C及びDがいたが、Cは、Aより先に死亡していた。Cには、子E及びF(いずれもAの孫)がいる。Aの父母は既にいずれも死亡しており、Aには兄Gがいる。相続の放棄をした者、相続人の欠格事由に該当する者及び廃除された者はおらず、遺言もない。この場合におけるAの相続に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
- アBの法定相続分は、3分の2である。
- イGは、Aの兄弟姉妹として相続人となる。
- ウD、E及びFの法定相続分は、それぞれ6分の1である。
- エEの法定相続分は、8分の1である。
答えと解説
✓ これが正解エEの法定相続分は、8分の1である。
解説
EはCが受けるはずだった4分の1をFと等分し、8分の1です。
配偶者は常に相続人となり、子がいるときは子と同順位になります(第890条)。子が相続の開始以前に死亡しているときは、その子(被相続人の直系卑属)が代わって相続人になります(第887条第2項。代襲相続といいます)。本問では、配偶者B、子D、Cを代襲するE及びFが相続人です。兄弟姉妹は、子やその代襲者がいない場合に初めて相続人になるので(第889条第1項)、Gは相続人になりません。
法定相続分は、子と配偶者が相続人のときは各2分の1です(第900条第一号)。Bが2分の1、子の側が2分の1で、子が複数いれば等しく分けるので(同条第四号)、CとDが各4分の1になります。代襲相続人は、本来の相続人が受けるはずだった分を受け(第901条第1項本文)、代襲者が数人あるときはその分をさらに分けます(同項ただし書)。Cの分の4分の1をEとFで分けるので、各8分の1です。これが正しい記述です。
まとめると、Bが2分の1、Dが4分の1、EとFが各8分の1で、合計すると1になります。
ほかの選択肢の解説
- アBの法定相続分は、3分の2である。:子と配偶者が相続人のとき、配偶者の相続分は第900条第一号により2分の1です。3分の2は、配偶者と直系尊属が相続人となる場合の割合です。
- イGは、Aの兄弟姉妹として相続人となる。:第889条第1項により、兄弟姉妹が相続人となるのは、第887条の規定で相続人となる者がない場合です。子Dや代襲者E・Fがいるので、Gは相続人になりません。
- ウD、E及びFの法定相続分は、それぞれ6分の1である。:第901条第1項により、代襲者は本来の相続人Cが受けるべきであった分を受けます。DとCが各4分の1で、Cの分をEとFで分けるので、頭数で6分の1ずつにはなりません。
根拠:民法 第八百八十七条第2項/民法 第八百八十九条第1項/民法 第九百条第一号/民法 第九百一条第1項。この問題は法令の条文から当サイトが作成した練習問題です(過去問ではありません)。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)