平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問15
経営戦略手法
ファイブフォースに関する問題
ファイブフォース分析において,企業の競争力に影響を与える五つの要因として,新規参入者の脅威,バイヤの交渉力,競争業者間の敵対関係,代替製品の脅威と,もう一つはどれか。
- アサプライヤの交渉力
- イ自社製品の品質
- ウ消費者の購買力
- エ政府の規制
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✓ これが正解アサプライヤの交渉力
解説
残る一つは、売り手であるサプライヤの交渉力です。
ファイブフォース分析は、ポーターが示した業界の競争環境を分析する枠組みで、業界の収益性に影響する五つの力を挙げます。新規参入者の脅威、代替製品の脅威、買い手であるバイヤの交渉力、売り手であるサプライヤの交渉力、そして業界内の競争業者間の敵対関係です。設問にはバイヤの交渉力が挙がっているので、取引の反対側にいるサプライヤの交渉力が残りの一つになります。見分ける軸は、五つの力がいずれも業界の構造から生じる圧力だという点です。買い手と売り手を対にし、新規参入と代替製品を外からの脅威として対にし、中央に既存の競争を置くと、五つを漏れなく思い出せます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ自社製品の品質:自社製品の品質は、自社の内部にある要素です。五つの力は業界の構造から自社にかかる圧力を整理したもので、自社の製品の出来そのものは、分析の要因として数えられていません。
- ウ消費者の購買力:消費者の購買力は、市場全体の需要の大きさに関わる要素です。五つの力で買い手の側を表すのはバイヤの交渉力で、取引条件をめぐる力関係を見るものであり、購買力の大きさを独立した要因として数えることはありません。
- エ政府の規制:政府の規制は、業界の競争に影響を与えることはありますが、五つの力の一つとして挙げられている要因ではありません。規制は業界を取り巻く条件として他の力に作用しうるもので、独立した力には数えられていません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
出典:平成23年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:バリューチェーンの説明(脅威)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問25(脅威)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問6:ファイブフォース分析に関する問題(脅威)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問5:ビジネスモデルキャンバスの説明(脅威)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問7:アンゾフの成長マトリクスの説明(脅威)
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