令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問13
経営戦略手法
ファイブフォース分析に関する問題
ファイブフォース分析において,企業の競争力に影響を与える五つの要因として,新規参入者の脅威,バイヤの交渉力,競争業者間の敵対関係,代替製品の脅威と,もう一つはどれか。
- アサプライヤの交渉力
- イ自社製品の品質
- ウ消費者の購買力
- エ政府の規制
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✓ これが正解アサプライヤの交渉力
解説
残る一つはサプライヤ(売り手)の交渉力です。
ファイブフォース分析は、ポーターが提唱した業界構造の分析手法で、業界の競争の激しさと収益性を五つの要因から捉えます。五つとは、新規参入者の脅威、代替製品の脅威、バイヤ(買い手)の交渉力、サプライヤ(売り手)の交渉力、そして中心にある競争業者間の敵対関係です。見分ける軸は、業界を取り巻く外部の競争圧力か、自社内部の要素かです。五つの要因はいずれも自社の外にある競争圧力で、買い手と売り手が対になって並びます。設問に挙がった四つには買い手の交渉力があるのに売り手の交渉力が無いので、残る一つはサプライヤの交渉力です。業界の上流と下流、新しく入る者と置き換える物、そして業界内の競争、と位置で覚えると抜けを見つけやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ自社製品の品質:自社製品の品質は、企業の内部にある要素です。ファイブフォース分析が扱うのは業界を取り巻く外部の競争圧力であり、自社の製品の出来を五つの要因の一つに数えることはありません。
- ウ消費者の購買力:消費者の購買力は需要の大きさに関わる要素ですが、ファイブフォースの要因ではありません。買い手側の力はすでに設問のバイヤの交渉力として挙がっており、そのうえで欠けているのは売り手側の力です。
- エ政府の規制:政府の規制は業界に影響を与えますが、ファイブフォース分析では五つの要因そのものとしては扱いません。規制は参入障壁などを通じて他の要因に作用するものと位置付けられ、独立した一つの力には数えません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:バリューチェーンの説明(脅威)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問25(脅威)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問6:ファイブフォース分析に関する問題(脅威)
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