第27回 問題24
精神保健福祉の原理
次の記述のうち,精神保健福祉士法に規定される精神保健福祉士の義務として,正しいものを2つ選びなさい。
- 1保健医療サービス,障害福祉サービス等の提供者と連携を保つ。
- 2担当する利用者の立場に立って誠実に業務を行う。
- 3資質向上のため,厚生労働省令で定める研修を受講する。
- 4職を辞した後の秘密保持義務は,10年で解除される。
- 5業務を行うに当たっては,主治医の指示を受ける。
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✓ これが正解1保健医療サービス,障害福祉サービス等の提供者と連携を保つ。
✓ これが正解2担当する利用者の立場に立って誠実に業務を行う。
解説
関係者との連携と、利用者の立場に立った誠実な業務が法の義務です。
この問は、精神保健福祉士法の第4章に置かれた義務等の規定で判断する2つ選ぶ問です。
一つ目の正解は、保健医療サービス、障害福祉サービス等の提供者と連携を保つという記述です。同法第41条第1項は、精神保健福祉士は、その担当する者に対し、保健医療サービスや障害福祉サービスなどが密接な連携の下で総合的かつ適切に提供されるよう、これらのサービスを提供する者その他の関係者等との連携を保たなければならないと定めています。
二つ目の正解は、担当する利用者の立場に立って誠実に業務を行うという記述です。同法第38条の2は誠実義務を定め、担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければならないとしています。
ほかの肢は、条文の中身を少しずつ変えています。資質の向上は、知識や技能の向上に努める責務として置かれており、特定の研修の受講を義務付けるものではありません。秘密保持の義務は、精神保健福祉士でなくなった後も期限なく続きます。主治医との関係は、主治の医師があるときはその指導を受けるという定めです。
見分け方は、条文の語尾と語句、つまり努める、指導、期限の有無に注意して読むことです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 3資質向上のため,厚生労働省令で定める研修を受講する。:資質の向上については、知識や技能の向上に努めなければならないという責務が置かれているだけです。厚生労働省令で定める研修の受講を義務付ける規定はありません。
- 4職を辞した後の秘密保持義務は,10年で解除される。:秘密を守る義務は、精神保健福祉士でなくなった後においても同様とされ、期限は設けられていません。10年で解除されるという定めはありません。
- 5業務を行うに当たっては,主治医の指示を受ける。:精神障害者に主治の医師があるときに求められるのは、その指導を受けることです。指示を受けるという関係ではなく、精神保健福祉士は自らの専門性に基づいて業務を行います。
出典:第27回 精神保健福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題24。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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