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第58回 午前 問26

生理学

筋収縮で正しいのはどれか。

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✓ これが正解5筋収縮時にH帯は短くなる。

解説

筋収縮ではフィラメントが滑り込み、H帯が短くなります。

骨格筋の収縮は、滑走説で説明されます。筋原線維の中には、太いミオシンフィラメントと細いアクチンフィラメントが交互に重なって並んでいます。収縮のときは、ミオシンの頭部がアクチンをたぐり寄せ、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間に滑り込みます。フィラメントそのものの長さは変わりません。

H帯は、ミオシンフィラメントのうちアクチンフィラメントと重なっていない中央の部分です。アクチンが中央へ滑り込むと重なりが増えるので、H帯は短くなります。同じくI帯も短くなり、ミオシンの長さに当たるA帯は変わりません。したがって、筋収縮時にH帯は短くなるという記述が正しいものです。

収縮の引き金になるのは筋小胞体から放出されるカルシウムイオンで、ATPを分解する酵素の働きはミオシン頭部がもっています。A帯は変わらず、H帯とI帯が縮む、と覚えると、筋節の図の問題にも対応できます。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第58回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問26(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

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