生理学の用語(41語)
理学療法士国家試験の過去問に出てくる「生理学」の用語 41語を、短い言葉で説明しています。
「生理学」の
IgA
読み:あいじーえーIgAは、唾液や涙、母乳などに多く含まれる抗体です。試験では、粘膜の表面で病原体の侵入を防ぐ働きや血漿中の量がIgGより少ないことが問われます。IgG
読み:あいじーじーIgGは、血液中に最も多い抗体で、IgMに続いて作られます。試験では、胎盤を通って胎児へ移ることができる性質が問われます。インスリン
読み:いんすりん膵臓のランゲルハンス島から出て血糖値を下げるホルモンです。運動療法で働きが良くなる点や、インスリン療法中の運動で起こる低血糖が問われます。エストロゲン
読み:えすとろげんエストロゲンは、主に卵巣から分泌される女性ホルモンです。試験では、閉経で減ると骨の吸収が進み骨粗鬆症が増えることが問われます。ATP
読み:えーてぃーぴー / 別表記:アデノシン三リン酸筋の収縮など細胞の活動に使われるエネルギーの通貨のような物質です。大部分がミトコンドリアで作られる点や、有酸素系が大量に作れる点が問われます。エリスロポエチン
読み:えりすろぽえちんエリスロポエチンは、腎臓から分泌され骨髄に赤血球をつくらせるホルモンです。試験では、慢性腎臓病で減って貧血が起こりやすくなることが問われます。オキシトシン
読み:おきしとしん出産のときに子宮の筋を収縮させ、授乳のときに乳汁を押し出させるホルモンです。視床下部でつくられ、下垂体後葉から分泌される点が問われます。解糖系
読み:かいとうけいブドウ糖やグリコーゲンを分解してピルビン酸にする過程でATPを作る仕組みです。酸素を使わない無酸素性の供給系である点や、平滑筋の代謝の依存が問われます。下垂体
読み:かすいたい視床下部からの指令を受けてホルモンを分泌する内分泌腺で、前葉と後葉に分かれます。前葉と後葉で分泌するホルモンの違いが問われます。カルシトニン
読み:かるしとにん甲状腺の傍濾胞細胞から分泌され、血液中のカルシウム濃度を下げるホルモンです。試験では、カルシウムを上げるパラトルモンが副甲状腺から出ることとの対比が問われます。基礎代謝量
読み:きそたいしゃりょう目が覚めた状態で心身ともに安静にし、生命を保つためだけに消費されるエネルギー量です。試験では、体温の上昇や炎症で上がり、加齢で下がることが問われます。機能的残気量
読み:きのうてきざんきりょう静かに息を吐いたあとに肺に残る空気の量です。試験では、吐き切れない空気がたまるCOPDで全肺気量とともに増加することが問われます。筋節
読み:きんせつ / 別表記:サルコメアZ帯で区切られた、筋の収縮の最小単位です。筋原線維が筋節の連なりでできていることや、収縮でA帯は変わらずH帯とI帯が縮むことが問われます。グルカゴン
読み:ぐるかごんグルカゴンは、膵臓のランゲルハンス島のα細胞から分泌され、血糖を上げるホルモンです。試験では、作用を受ける肝臓との区別が問われます。血小板
読み:けっしょうばん血管が傷つくとその部分に集まって固まり、出血を止める血球です。止血を担う点を、病原体を貪食する顆粒球や単球と取り違えない形で問われます。交感神経
読み:こうかんしんけい活動や緊張に備える反応を担う自律神経です。節後線維の末端から主にノルアドレナリンが放出され、節前線維ではアセチルコリンが放出されます。甲状腺
読み:こうじょうせん頸部の前面、気管の前にある蝶が羽を広げたような形の内分泌器官です。傍濾胞細胞がカルシトニンを分泌する点が問われます。呼吸商
読み:こきゅうしょう二酸化炭素産生量を酸素消費量で割った比です。糖質が約1.0、蛋白質が約0.8、脂質が約0.7と、栄養素ごとの値の大小が問われます。Golgi装置
読み:ごるじそうちGolgi装置は、小胞体から届いたたんぱく質に糖を付けるなどの加工をする細胞の小器官です。試験では、行き先ごとに仕分けて送り出す役割が問われます。刺激伝導系
読み:しげきでんどうけい心臓を規則正しく収縮させるための電気の通り道です。房室結節の興奮がHis束より先に生じる順序や、細胞が活動電位を生じる点が問われます。C線維
読み:しーせんい最も細い無髄線維で、伝導はゆっくりです。遅れてやってくる鈍く広がる痛みを運ぶ点や、B線維より細く伝導速度が最も遅い点が問われます。心筋
読み:しんきん心筋は、横紋をもつ一方で意識して動かせない不随意筋です。試験では、平滑筋との違いや酸素の消費が多い性質が問われます。伸張反射
読み:しんちょうはんしゃ筋が急に引き伸ばされると、その筋自身が反射的に縮む反応です。筋紡錘からのIa群線維が入力となる単シナプス反射である点が問われます。心拍数
読み:しんぱくすう心臓の拍動の数で、交感神経の興奮で増え、副交感神経の興奮で減ります。試験では、最大心拍数が主に年齢で決まり訓練の影響を受けにくいことが問われます。深部腱反射
読み:しんぶけんはんしゃ腱をたたいて筋が急に伸ばされたのを筋紡錘が感じ取り、その筋が収縮する反射です。試験では、末梢神経の損傷では弱くなるか消えることが問われます。節前線維
読み:せつぜんせんい自律神経で、中枢から出て自律神経節で節後線維に乗り換える線維です。末端からアセチルコリンが放出される点や、副腎髄質を直接支配する点が問われます。全肺気量
読み:ぜんはいきりょう最大に息を吸ったときに肺に入っている空気の全体で、肺活量に残気量を加えたものです。COPDで増加する点が問われます。痛覚
読み:つうかく痛覚は、皮膚で感じる表在感覚の一つです。試験では、脊髄で反対側へ交差して脊髄視床路を上行する経路が問われます。肺活量
読み:はいかつりょう肺活量は、最大に息を吸った状態から最大に吐き出せる空気の量です。試験では、拘束性の障害で減ることや姿勢による違いが問われます。バソプレシン
読み:ばそぷれしん / 別表記:抗利尿ホルモン腎臓での水の再吸収を促して尿量を減らすホルモンです。視床下部でつくられ、下垂体後葉から分泌される点が問われます。半規管
読み:はんきかん内耳にある、互いにほぼ直角に向いた3本の輪の管です。頭が回転すると内リンパが遅れて動き、角加速度を感じ取る点が問われます。B細胞
読み:びーさいぼうB細胞は、抗原に出会うと形質細胞に変わって抗体を作るリンパ球です。試験では、ヘルパーT細胞の助けを受けて分化する流れが問われます。ビタミンK
読み:びたみんけー血液を固める凝固因子の一部が肝臓でつくられるときに必要なビタミンです。多くとるとワルファリンの作用が弱まる点が問われます。ビタミンB12
読み:びたみんびーじゅうに赤血球のもとになる細胞がDNAを作って分裂するのに欠かせないビタミンです。胃の全摘出後に内因子が作られず、吸収できなくなる点が問われます。副交感神経
読み:ふくこうかんしんけい休息や消化、エネルギーをためる方向に体を整える神経です。脳幹から出る脳神経と仙髄から出る神経に含まれる点が問われます。副腎髄質
読み:ふくじんずいしつ副腎髄質は、刺激を受けるとアドレナリンなどを血液中へ分泌する部分です。試験では、交感神経の節前線維が乗り換えずに直接支配することが問われます。平滑筋
読み:へいかつきん内臓や血管の壁をつくる筋で、自律神経やホルモンで調節される不随意筋です。骨格筋との違いや、副交感神経の刺激で直腸の平滑筋が収縮する点が問われます。房室結節
読み:ぼうしつけっせつ房室結節は、心房と心室の境にあり伝導速度がとても遅い部位です。試験では、心房と心室の収縮に時間差をつくることやHis束へ伝わる順が問われます。末梢血管抵抗
読み:まっしょうけっかんていこう体全体でみた血管の抵抗のことです。筋の血管が広がると低下する点と、血液分布異常性ショックで下がり失血性で上昇する点が問われます。ミトコンドリア
読み:みとこんどりあ酸素を使ってATPを作り出す、細胞のエネルギー産生の場です。試験では、タイプⅠ筋線維や心筋に多く含まれることが問われます。METs
読み:めっつ / 別表記:代謝当量身体活動の強さを、安静に座っているときの何倍のエネルギーを使うかで表す単位です。基準が安静時代謝量である点や、その何倍かをもとにした計算が問われます。