第113回 午後 問88
老年看護学
手段的日常生活動作に関する問題
高齢者の基本的日常生活動作〈BADL〉で評価する内容はどれか。2つ選べ。
- 1整容
- 2意思疎通
- 3階段昇降
- 4金銭管理
- 5服薬管理
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✓ これが正解1整容
✓ これが正解3階段昇降
解説
BADLで評価するのは整容や階段昇降など身の回りの基本動作です。
日常生活動作(ADL)は、基本的日常生活動作(BADL)と手段的日常生活動作(IADL)に分けて評価します。BADLは、食事、排泄、入浴、更衣、整容、移動など、誰もが毎日行う身の回りの基本的な動作です。IADLは、買い物、調理、洗濯、金銭管理、服薬管理、電話の使用など、自立した生活を送るために必要な、より複雑な動作をいいます。
整容は、洗顔、歯みがき、整髪、ひげそりなど身だしなみを整える動作で、BADLの代表的な項目です。階段昇降は移動に関わる動作で、BADLを評価する代表的な指標であるバーセルインデックスにも項目として含まれています。したがって、整容と階段昇降の二つが正しいものです。
金銭管理と服薬管理は、生活を営むための手段にあたるので、IADLで評価します。意思疎通は、他者とのやりとりの能力で、身体動作をみるBADLの項目ではありません。
覚え方は、自分の体の周りのことはBADL、生活を回すための段取りはIADL、と区別し、IADLはBADLより早く低下しやすいことも合わせて押さえることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2意思疎通:意思疎通は、話す・理解するといった他者とのやりとりの能力で、コミュニケーションや認知機能の評価にあたります。食事や整容のような身体動作をみるBADLの項目ではありません。
- 4金銭管理:金銭管理は、お金を計画的に使い、支払いや貯金を自分で管理することです。自立した生活を営むための複雑な動作で、IADLで評価する項目にあたります。
- 5服薬管理:服薬管理は、決められた薬を決められた時間に自分で正しく飲むことです。判断や段取りを要する生活の手段的な動作で、IADLで評価する項目です。
出典:第113回 看護師国家試験 午後(厚生労働省)問88(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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