老年看護学の用語(30語)
看護師国家試験の過去問に出てくる「老年看護学」の用語 30語を、短い言葉で説明しています。
「老年看護学」の
MMSE
読み:えむえむえすいー / 別表記:Mini-Mental State Examination高齢者の認知機能を評価するスケールで、本人に答えてもらう検査です。3段階の口頭命令や図形の模写の項目を含み、HDS-Rとの違いが問われます。エリクソン
読み:えりくそん人の一生を8つの段階に分け、段階ごとに心理社会的課題があると考えた人物です。試験では老年期の課題を統合対絶望とした点が問われます。介護老人保健施設
読み:かいごろうじんほけんしせつ在宅への復帰を目指してリハビリテーションなどを行う、介護保険法に定められた施設です。医学的管理の下で介護や機能訓練を行い、医師を置く定めがある点が問われます。器質性便秘
読み:きしつせいべんぴ腫瘍や狭窄など、腸そのものの形の異常によって便の通り道がふさがれて起こる便秘です。大腸の狭窄による便秘がこれに当たる点が問われます。QOL
読み:きゅーおーえる / 別表記:生活の質クオリティ・オブ・ライフのことで、その人らしく満足して生活できているかという生活の質を指します。緩和ケアの目標がQOLの向上である点が問われます。結晶性知能
読み:けっしょうせいちのうこれまでの経験や学習で積み重ねた知識や判断力を使う力で、高齢になっても保たれやすい知能です。比較的早くから低下していく流動性知能との違いが問われます。残気量
読み:ざんきりょう残気量は、息を最大まで吐き出したあとに肺に残る空気の量です。試験では、加齢とともに肺の弾力が落ちて増える方向に変化することが問われます。自己効力感
読み:じここうりょくかんバンデューラが提唱した考え方で、ある行動を自分はうまく行えるという見込みや自信のことです。実際にできたという体験や周りの肯定的な言葉で高まる点が問われます。失語
読み:しつご脳の言語にかかわる部分が傷つき、話す・聞いて理解する・読む・書くといった言葉の働きが障害される状態です。発音の障害である構音障害との区別が問われます。実行機能障害
読み:じっこうきのうしょうがい計画を立て、順序よく物事を進めることが難しくなる症状です。料理のように、段取りを考えて順序よく作業を進める力が落ちている状態として問われます。ジャパン・
読み:じゃぱんこーますけーる / 別表記:JCS意識レベルを開眼の状態で大きく3段階に分け、さらに細かく評価する方法です。刺激で覚醒するかで桁を決め、次に必要だった刺激の強さで決める手順が問われます。コーマ・ スケール 手段的日常生活動作
読み:しゅだんてきにちじょうせいかつどうさ / 別表記:IADL調理、買い物、洗濯、金銭管理、服薬管理など、地域で自立して暮らすために必要な、より複雑な動作です。基本的日常生活動作との区別が問われます。小規模多機能型居宅介護
読み:しょうきぼたきのうがたきょたくかいご通いを中心に、訪問や泊まりを組み合わせて1つの事業所が提供する介護保険のサービスです。名前に居宅が付いても地域密着型サービスに分類される点が問われます。成年後見人
読み:せいねんこうけんにん判断能力が十分でない人の財産管理や契約を代わりに支える役割の人です。試験では判断能力が不十分な人の訪問看護計画を説明する相手になるかが問われます。せん妄
読み:せんもう身体の病気や薬、環境の変化などをきっかけに急に起こる、注意力の低下と意識の混濁を中心とした状態です。1日の中で変動し、夕方から夜に悪化する点が問われます。前立腺肥大症
読み:ぜんりつせんひだいしょう加齢に伴って前立腺が大きくなり、その中を通る尿道を圧迫して尿が出にくくなる病気です。膀胱の尿を出し切れず、残尿が増えて頻尿になる点が問われます。脱水
読み:だっすい脱水は、体の水分が足りなくなった状態です。試験では、高齢者は筋肉が減って体にためる水分が少なく、渇きも感じにくいため脱水を起こしやすいことが問われます。地域密着型
読み:ちいきみっちゃくがたさーびす要介護者が住み慣れた地域で生活を続けられるよう、原則としてその市町村の住民が利用する介護保険のサービスです。事業者の指定と監督を市町村が行う点が問われます。サービス 日常生活動作
読み:にちじょうせいかつどうさ / 別表記:ADL食事、排泄、入浴、更衣、移動など、身の回りのことを行うための基本的な動作です。基本的日常生活動作と手段的日常生活動作に分けて評価する点が問われます。尿失禁
読み:にょうしっきん尿失禁は、尿が漏れてしまう状態で、漏れ方とその背景から種類を見分けます。試験では、腹圧性・切迫性・溢流性・機能性の漏れ方と、原因で変わる対策が問われます。白内障
読み:はくないしょう水晶体がにごる病気です。水晶体が濁って黄色っぽくなるため、細い文字やうすい色、青色などの寒色が見分けにくくなる点が問われます。発達課題
読み:はったつかだいハヴィガーストが、人生の各時期に達成することが望ましい課題としてまとめたものです。成人期の経済的な自立など、時期と課題の組み合わせが問われます。頻尿
読み:ひんにょう排尿の回数が多くなる症状で、膀胱の刺激や容量の低下などで起こります。前立腺肥大症では残尿が増えることが原因になる点が問われます。膀胱留置カテーテル
読み:ぼうこうりゅうちかてーてる尿道から膀胱にカテーテルを入れたままにして、尿を体外の蓄尿バッグに流す方法です。男性では大腿ではなく下腹部に固定する点が問われます。要介護認定
読み:ようかいごにんてい介護給付を受けたい被保険者が、要介護状態にあるか、どの区分にあたるかについて受ける認定です。介護保険の保険者である市町村が行う点が問われます。リハビリテーション
読み:りはびりてーしょん病気や障害が生じた後に、機能の回復や社会復帰を図る取り組みです。予防の段階のうち、発症した後の三次予防にあたる点が問われます。レビー
読み:れびーしょうたいがたにんちしょう脳の神経細胞の中にレビー小体というたんぱく質のかたまりがたまって起こる認知症です。幻視、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害などの特徴が問われます。小体型認知症 レボドパ
読み:れぼどぱ / 別表記:L-dopa脳の中で不足しているドパミンを補う、パーキンソン病の治療薬です。長く服用を続けると、次に薬を飲む前に効果が切れるウェアリングオフ現象が現れる点が問われます。レム
読み:れむすいみんこうどうしょうがい夢の内容に合わせて睡眠中に大声を出したり手足を激しく動かしたりする病気で、高齢者に多くみられます。レビー小体型認知症の特徴の一つである点が問われます。睡眠行動障害 老人性難聴
読み:ろうじんせいなんちょう加齢によって内耳の有毛細胞や聴神経の働きが衰えて起こる難聴です。両側性に起こる感音性の難聴で、高音域から聞き取りにくくなる点が問われます。