データベース|平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問88
関係データベースにおいて,正規化を行う目的はどれか。
- 関連するデータをポインタで結び,アクセス効率を高める。
- データにエラーを訂正する符号を付加して,信頼性を高める。
- データを暗号化して,セキュリティを確保する。
- ✓ これが正解データを重複してもたないことなどによって,保守性を高める。
解説
四つの肢が、良くするものを四つとも違えている問いです。
同じ事実を二か所に書いておくと、片方だけ直したときに食い違いが起きます。それを起こさないように、事実を一か所にまとめていく設計の作業です。だから、直しやすさが上がることが目的になります。速さのためではありません。むしろ表を分けたぶん、読み出すときにつなぎ直す手間が増えることもあります。この問いは、四つの肢がそれぞれ違うものを良くすると書いているのが特徴です。速さ、記録の確かさ、秘密の守り、そして直しやすさ。どれも良いことなので、良し悪しでは分かれません。何を良くする作業なのかを一語で言えるかどうかが問われています。この整理を正規化と呼び、関係データベースの設計で使います。シラバスは詳細な内容は問わないと断っており、名前と目的だけで足ります。保守が答になる問いは、この回では一つだけです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- つながりをたどれるようにして、取り出しを速くするという話です。速さを良くする工夫であって、直しやすさのための整理ではありません。速さのための工夫は索引の側の話にあたり、表をどう分けるかという層とは、はっきり分かれています。
- 誤りを見つけて直せる印を付け足すという話です。記録や通信の確かさを上げる技術で、表の作り方の話ではありません。通信や記録の分野で使われる技術にあたるので、表をどう作るかという問いには、そもそも最初から掛かることがありません。
- 中身を読めなくして守るという話です。秘密を守る技術であって、同じ事実を二か所に書かないための整理とは目的が違います。四つのうち三つが、それぞれ別の分野の技術を挙げています。分野で仕分けるだけでも、ここまでは絞り込めます。
この問題に関係する言葉
- 正規化
- 関係データベースデータを表の形で持ち、表どうしを結びつけて扱う、最も広く使われているデータベース。設計に使うE-R図は、この形での実装を前提にしません。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。利用者側に置く仕組みが少ないほど、この手間は小さくなります。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問88
同じ単元をまとめて解くならデータベースへ。
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