ソフトウェア|平成27年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問85
〔中問A・テクノロジ〕図1の評価集計表のセルB208には,該当する度数を表示する式が入力されている。セルB208に入力されている式はどれか。ここで,セルB208の式は,セルB208〜G212に複写する。
〔中問A の共通の記述〕眼鏡販売 T 社の店舗では,顧客満足度を評価して改善策を立案するために,購入者にアンケートを実施した。アンケートの内容は表1のとおりで,それぞれ,満足を 5,やや満足を 4,普通を 3,やや不満を 2,不満を 1 とする 5 段階評価で回答を求めた。
表1 アンケートの内容
| 項目番号 | 質問項目 | 質問内容 |
|---|---|---|
| 1 | 店舗 | 店舗や設備の清潔さなどの環境について |
| 2 | 接客・サービス | 接客態度やサービスについて |
| 3 | 案内・パンフレット | 店の案内やパンフレットについて |
| 4 | 技術・仕上がり | 技術や仕上がりについて |
| 5 | 価格 | 価格の適切さについて |
| 6 | 総合評価 | 総合的な満足度について |
回答が得られたアンケート 200 人分について,回答の集計と分析を行うために,表計算ソフトを用いて図1のワークシートを作成した。ここで,アンケート集計表は,アンケートの1人分を1行のデータとして入力した一覧表であり,セル B204〜F204 には各列の質問項目に対する評価と総合評価との関連性の強さを示す相関係数を求めて表示している。また,評価集計表は,各質問項目についての評価1〜5ごとの度数を表示している。
〔図1〕(原典のワークシートを表に書き起こしたものです。列は A〜G,行番号は左端に付いています。行3〜202 が200人分のデータで,途中は原典も「…」で省略しています)
| 行 | A | B | C | D | E | F | G |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アンケート集計表 | ||||||
| 2 | 通番 | 店舗 | 接客・サービス | 案内・パンフレット | 技術・仕上がり | 価格 | 総合評価 |
| 3 | 1 | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 |
| 4 | 2 | 3 | 5 | 2 | 3 | 4 | 4 |
| 5 | 3 | 2 | 5 | 3 | 4 | 4 | 4 |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 201 | 199 | 3 | 4 | 3 | 5 | 3 | 4 |
| 202 | 200 | 2 | 3 | 2 | 3 | 3 | 3 |
| 203 | 評価平均 | 2.8 | 3.7 | 2.6 | 3.4 | 3.1 | 3.5 |
| 204 | 相関係数 | 0.60 | 0.72 | 0.17 | 0.31 | 0.40 | |
| 205 | |||||||
| 206 | 評価集計表 | ||||||
| 207 | 評価 | 店舗 | 接客・サービス | 案内・パンフレット | 技術・仕上がり | 価格 | 総合評価 |
| 208 | 5 | 7 | 47 | 6 | 42 | 3 | 12 |
| 209 | 4 | 31 | 70 | 15 | 46 | 61 | 97 |
| 210 | 3 | 85 | 67 | 92 | 72 | 104 | 81 |
| 211 | 2 | 71 | 13 | 75 | 39 | 26 | 8 |
| 212 | 1 | 6 | 3 | 12 | 1 | 6 | 2 |
| 213 | 合計 | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 |
- 条件付個数($B3:$B202, = A$208)
- 条件付個数($B3:$G3, = $A3)
- ✓ これが正解条件付個数(B$3:B$202, = $A208)
- 条件付個数(B$3:G$3, = A$3)
解説
右にも下にも複写するので、動かない側を先に決めます。
複写のときに、記号の付いた側は動きません。表計算ソフトのこのマスが数えるのは、店舗の列の三行目から二百二行目までのうち、評価の欄と等しい個数です。数える範囲は、右へ複写したら隣の列へ動いてほしく、下へ複写しても行はそのままでいてほしいので、行だけを固定します。条件の値はちょうど逆で、列を固定して行を動かします。この式は右にも下にも複写するので、動かしたくない側を二か所とも決めます。数える範囲と条件の値で、固定する向きがちょうど裏返しになるところが山です。シラバスは同じ活用例の行に、並替えや検索、グラフの作成も並べています。検算の手が在ります。評価ごとの度数を縦に足すと二百になり、回答者の数と合います。合計の行がそろっていることが、式が正しく働いている証しになります。数え終えたら縦に足します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 記号の付け方がちょうど逆になった式です。元のマスだけは正しい値を出すので、いちばん紛らわしい肢です。複写した先のマスで確かめる手を使うと、この肢は落とせます。元のマスだけを見ると、正しいものと見分けが付きません。いちばん惜しい形です。
- 範囲が横一行になっている式です。数えたいのは縦に並んだ二百人分なので、向きが合っていません。シラバスは範囲の指定をセルの参照として一行にまとめています。向きまでは書いていないので、そこは表のほうを見ます。行の数を数えます。
- これも範囲が横一行の式です。範囲の向きだけを見れば、二つの肢がまとめて落ちます。範囲の向きだけで二つ落ちるので、記号を読む前にそこを見ます。同じ回の後ろにも、範囲の向きが効く問いが置かれています。二問で一組です。
この問題に関係する言葉
- 表計算ソフト
- セルの参照
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問85
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