第109回 午後 問9
保健医療福祉行政論
健康日本21(第二次)
健康日本21(第二次)について正しいのはどれか。
- 1最終目標を健康寿命の延伸としている。
- 2目標項目の1つに世代間の健康格差の縮小がある。
- 3国民に健康づくり対策の実施が義務付けられている。
- 4中間報告で「改善している」と評価された目標項目は半数未満である。
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✓ これが正解1最終目標を健康寿命の延伸としている。
解説
健康日本21(第二次)の最終的な目標は健康寿命の延伸です。
健康日本21(第二次)は国民の健康づくり運動で、健康増進法に基づく基本方針として示されました。基本的な方向の第一に、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を掲げ、生活習慣の改善や社会環境の整備などのほかの目標は、結果としてこれを実現するためのものと位置づけられています。そのため、最終目標を健康寿命の延伸としているという説明が正しいです。
ほかの説明を確かめると、健康格差の縮小の目標は、日常生活に制限のない期間の平均の都道府県格差の縮小、つまり地域間の格差であり、世代間の格差ではありません。また国民に対しては、健康の増進に努める責務が示されているだけで、取り組みを義務付けるものではありません。平成30年の中間評価では、改善していると評価された項目は32項目(60.4%)で、半数を超えていました。
健康寿命と健康格差の2つが一番上の目標で、格差は都道府県の差、と覚えておくと見分けやすくなります。出題当時は第二次が進められていました。現在は健康日本21(第三次)が令和6年度から始まっており、第三次でも健康寿命の延伸と健康格差の縮小が目指す姿に置かれています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2目標項目の1つに世代間の健康格差の縮小がある。:第二次で縮小を目指した格差は、住んでいる都道府県によって健康に過ごせる期間が違うという地域差でした。年代ごとの格差を縮める目標項目は置かれていないので、この説明は誤りです。
- 3国民に健康づくり対策の実施が義務付けられている。:健康日本21(第二次)は国民の健康づくりの方向性を示す運動であり、国民には健康の増進に努める責務が示されているだけです。取り組みの実施を国民に義務として課すものではないため誤りです。
- 4中間報告で「改善している」と評価された目標項目は半数未満である。:平成30年の中間評価では、全53項目のうち改善していると評価された項目が32項目(60.4%)でした。半数を超えているので、半数未満とする説明は誤りです。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問9(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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