2024年1月 (特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問25
金融資産運用
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下記<X社のデータ>に基づき算出される投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
<X社のデータ>
| 株価 | 4,500円 |
|---|---|
| 発行済株式数 | 0.8億株 |
| 売上高 | 2,500億円 |
| 営業利益 | 180億円 |
| 当期純利益 | 120億円 |
| 自己資本(=純資産) | 2,000億円 |
| 配当金総額 | 36億円 |
- 1ROEは、6%である。
- 2PERは、20倍である。
- 3PBRは、1.8倍である。
- 4配当利回りは、1%である。
答えと解説
✓ これが正解2PERは、20倍である。
解説
PERは4,500円÷1株当たり利益150円で30倍となり、20倍は誤りです。
この問は、株価と会社のデータから、ROE・PER・PBR・配当利回りを計算する問題です。1株あたりの値に直してから株価と比べると、計算を誤りにくくなります。
PER(株価収益率)は株価÷1株当たり当期純利益で求めます。1株当たり当期純利益は120億円÷0.8億株=150円なので、4,500円÷150円=30倍です。20倍とする記述は不適切です。20倍は、営業利益180億円を株数で割った225円で株価を割ったときの値で、当期純利益の代わりに営業利益を使っています。
そのほかは記述どおりです。ROEは当期純利益÷自己資本で120億円÷2,000億円=6%です。PBRは株価÷1株当たり純資産で、1株当たり純資産は2,000億円÷0.8億株=2,500円なので、4,500円÷2,500円=1.8倍です。配当利回りは1株当たり配当金÷株価で、36億円÷0.8億株=45円、45円÷4,500円=1%です。
PERとROEはどちらも当期純利益を使う、と押さえると、営業利益と取り違える誤りを防げます。
ほかの選択肢の解説
- 1ROEは、6%である。:ROE(自己資本利益率)は当期純利益÷自己資本で求めます。120億円÷2,000億円=6%となり、記述の値と一致するので、この記述は適切です。
- 3PBRは、1.8倍である。:1株当たり純資産は2,000億円を0.8億株で割った2,500円です。株価4,500円をこれで割ると1.8倍となり、PBRは記述どおりです。
- 4配当利回りは、1%である。:1株当たり配当金は配当金総額36億円を0.8億株で割った45円です。株価4,500円に対する割合は1%で、配当利回りは記述どおりです。
出典:2024年1月 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問25(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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