平成26年度 春期 午前 問53
プロジェクトマネジメント
クリティカルパスに関する問題
図に示すプロジェクト活動のクリティカルパスはどれか。
〔アローダイアグラム〕字に書き起こしたもの(丸数字は結合点。凡例=矢印の上が作業名,下が所要日数)
①─A(2)→②─B(3)→③
│ ↑
└C(3)→④─D(1)┘
│
├─F(3)→⑤
└─G(4)→⑥
③─E(1)→⑤
⑤─H(3)→⑦ ⑤─I(2)→⑧
⑥─J(2)→⑧
⑦─K(2)→⑨ ⑧─L(3)→⑨
⇒ 読み取れる順序: A の後に B と C。C の後に D・F・G。
D は③へ合流(B と同じ結合点)。③の後に E。E と F は⑤へ合流。
⑤の後に H と I。G の後に J。I と J は⑧へ合流。
H の後に K、⑧の後に L。K と L が終点⑨へ入る。- アA → B → E → I → L
- イA → C → D → E → H → K
- ウA → C → F → I → L
- エA → C → G → J → L
答えと解説を見る
✓ これが正解エA → C → G → J → L
解説
所要日数の合計が最も大きい経路が答えです。
クリティカルパスは、そこが遅れると全体の完了も遅れてしまう経路のことです。言い換えれば、始まりから終わりまでの道のうち、所要日数を足し合わせた値が最も大きいものにあたります。図から読み取れる各作業の日数は、A が 2 日、B が 3 日、C が 3 日、D が 1 日、E が 1 日、F が 3 日、G が 4 日、H が 3 日、I が 2 日、J が 2 日、K が 2 日、L が 3 日です。示された四つの道について合計を出すと、11 日、12 日、13 日、14 日と並び、最も大きいのは A と C と G と J と L をたどる 14 日の道になります。結合点ごとに最も遅い到達日を積み上げても全体は 14 日となり、終点へ効いているのは L で、そこから逆にたどると同じ道に行き着きます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA → B → E → I → L:この道の日数を順に足すと 2 と 3 と 1 と 2 と 3 で合計 11 日になります。最も長い道より 3 日短く、この道が多少延びても全体の完了日は動かないため、全体を左右する経路ではありません。
- イA → C → D → E → H → …:六つの作業を通る長い道ですが、一つひとつが短いため、2 と 3 と 1 と 1 と 3 と 2 を足しても合計は 12 日にとどまります。通る作業の数が多いことと、日数の合計が大きいことは別です。
- ウA → C → F → I → L:合計は 2 と 3 と 3 と 2 と 3 で 13 日となり、四つの中では二番目に大きい値です。ただし 14 日の道より 1 日短いので、こちらが 1 日遅れても全体の完了日はまだ動きません。
この問題の用語
- クリティカルパス全体の日数を決めている、余裕のない作業のつながりのことです。ここが遅れると全体が遅れるので、重点的に管理します。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:平成26年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(クリティカルパス)
- 令和7年度 科目A 問14:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和6年度 科目A 問13:アローダイアグラムに関する問題(クリティカルパス)
- 令和5年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和元年度 秋期 午前 問52:クリティカルパスに関する問題(クリティカルパス)
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