令和元年度 秋期 午前 問52
プロジェクトマネジメント
クリティカルパスに関する問題
あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。
アローダイアグラム(凡例は「○ ─作業名/所要日数─▶ ○」,点線の矢印はダミー作業):
開始 ─A(1)─▶ ② 開始 ─B(5)─▶ ③ ② ─C(3)─▶ ③ ② ─D(3)─▶ ④ ③ ─E(4)─▶ ⑤ ⑤ ┈ダミー作業┈▶ ④ ⑤ ─F(5)─▶ 終了 ④ ─G(4)─▶ 終了
- アA, C, E, F
- イA, D, G
- ウB, E, F
- エB, E, G
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✓ これが正解ウB, E, F
解説
最も長い経路は十四日で、その道筋がクリティカルパスです。
クリティカルパスは、始まりから終わりまでで最も長くかかる道筋です。この道が延びれば全体も延びるので、日程を守る要になります。作業の余裕がゼロになる経路が、この道です。他の道には、日数の差だけ遅らせても構わない余裕があります。求め方は単純で、通れるすべての道の所要日数を足して比べるだけです。点線で描かれるダミー作業は、順序だけを表し日数はゼロです。この図で通れる道を数えると、五本あります。最も長いのは、五日と四日と五日を足した十四日の道です。次に長いのは十三日の道が二本あり、一日だけ短い形になっています。一番短いのは八日の道です。最長が二本以上並ぶこともあります。所要日数の合計だけで決まるので、線の見た目の長さは関係ありません。足し忘れを防ぐには、道を一本ずつ書き出してから足します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA, C, E, F:合計は十三日で、最長より一日だけ短い道です。最初の作業が一日で済む代わりに、次で三日かかっています。惜しい差なので、必ず全部の道を足して比べます。途中まで同じでも、最初の一手で日数が分かれます。一日の差でも短ければ余裕になります。
- イA, D, G:合計は八日で、通れる道の中では最も短くなります。作業の数が少ない道は、短くなりやすい傾向があります。数ではなく日数の合計で比べます。経由する作業が二つしかないので、合計も小さくなります。余裕は最長との差で六日です。
- エB, E, G:合計は十三日です。途中まで最長の道と同じですが、最後に選ぶ作業が違います。分かれるのは終わり際なので、そこまで足してから比べます。最後の一つだけが違い、そこで一日の差がつきます。
この問題の用語
- クリティカルパス全体の日数を決めている、余裕のない作業のつながりのことです。ここが遅れると全体が遅れるので、重点的に管理します。
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- ダミー作業アローダイアグラムで、所要日数0の点線として描く見かけの作業です。実際の仕事ではなく、作業どうしの順序の制約だけを表します。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(クリティカルパス)
- 令和7年度 科目A 問14:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
- 令和6年度 科目A 問13:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和5年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(クリティカルパス)
- 平成27年度 秋期 午前 問51:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
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