平成21年度 秋期 午前 問51
プロジェクトマネジメント
プロジェクトに関する問題
図は,あるプロジェクトの作業(A 〜 I)とその作業日数を表している。このプロジェクトが終了するまでに必要な最短日数は何日か。
〔図〕作業(A 〜 I)と作業日数のアローダイアグラム
(原典は丸と矢印の作図。丸が結合点,矢印が作業。結線と数字を読み取り,
「どの結合点から どの結合点へ/作業名/作業日数」の形に書き写した)
(結合点は 開始・①〜⑥・終了 の 8 つ)
開始 ──▶ ① A(3 日)
① ──▶ ② B(6 日)
① ──▶ ③ E(5 日)
① ──▶ ④ F(14 日)
③ ┈┈▶ ② ダミー作業(日数 0)
② ──▶ ④ C(8 日)
② ──▶ ⑤ G(11 日)
⑤ ┈┈▶ ④ ダミー作業(日数 0)
② ──▶ ⑥ H(15 日)
④ ──▶ ⑥ D(6 日)
⑥ ──▶ 終了 I(5 日)
〔凡例〕──▶ 作業名/作業日数 ┈┈▶ :ダミー作業- ア27
- イ28
- ウ29
- エ31
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✓ これが正解エ31
解説
結合点ごとに到達できる時刻を書き込みます。
プロジェクト全体の最短日数を出すときは、経路を数え上げるのではなく、結合点ごとに、そこへ到達できる時刻を左から順に書き込んでいくと数え漏らしません。その先の作業は、入ってくるものがすべてそろってから始まるからです。ですから矢印が複数入る結合点では、いちばん遅い時刻を採ります。開始を 0 として作業日数を足していくと、三日の作業を終えた点が 3 日、そこから六日の作業を経た合流点が 9 日、さらに十一日の作業を経た点が 20 日になります。次の合流点は日数のない作業でこの 20 日に縛られるので 20 日、六日の作業を足して 26 日、最後の五日を足して 31 日です。日数が 0 の作業も、順序の縛りとしては効きます。全体を決めているのは、この積み上がった一本の経路です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア27:五日の作業と八日の作業を通る経路をたどると、この日数になります。合流点でいちばん遅い時刻に合わせていないため、待つべき作業を待たずに先へ進んだ形になっています。
- イ28:六日の作業と八日の作業を通る経路をたどると、この日数になります。こちらも合流点で先に届いたほうの時刻を採っており、全体を決めている経路ではありません。
- ウ29:十五日という長い作業を一本だけ通る経路の日数です。一本が長いほど全体を決めそうに見えますが、短い作業が積み上がった経路のほうが上回ります。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- ダミー作業アローダイアグラムで、所要日数0の点線として描く見かけの作業です。実際の仕事ではなく、作業どうしの順序の制約だけを表します。
出典:平成21年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 科目A 問13:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
- 令和5年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和元年度 秋期 午前 問52:クリティカルパスに関する問題(ダミー作業)
- 平成31年度 春期 午前 問53:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 平成27年度 秋期 午前 問51:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
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