平成29年度 春期 午前 問51
プロジェクトマネジメント
アローダイアグラムに関する問題
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは,完了までに最短で何日を要するか。
アローダイアグラム(凡例は「○ ─作業名/所要日数─▶ ○」,破線の矢印はダミー作業。ノードには①〜⑦の番号を振った):
①(開始)─A(30)─▶ ② ② ─B(5)──▶ ③(上) ② ─C(30)─▶ ④(中) ② ─D(20)─▶ ⑤(下) ③ ┈ダミー作業┈▶ ④ ④ ┈ダミー作業┈▶ ⑤ ③ ─E(40)─▶ ⑥ ④ ─F(25)─▶ ⑥ ⑤ ─G(30)─▶ ⑥ ⑥ ─H(30)─▶ ⑦(終了)
- ア105
- イ115
- ウ120
- エ125
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✓ これが正解ウ120
解説
最も長い道をたどると、完了までに百二十日を要します。
アローダイアグラムでは、各結合点に最も早く着ける日を書き入れます。開始を零日として、作業Aの三十日で次の点は三十日になります。そこから三本の枝が伸び、それぞれ五日と三十日と二十日でした。上の点は三十五日、中の点は六十日、下の点は五十日になります。ここで破線の矢が効いてきました。上から中へ、中から下へ、日数〇の見かけの作業が引かれています。中の点は上からの三十五日と比べ、六十日のまま残りました。下の点は中からの六十日を受け、五十日から六十日へ押し上げられます。次の集まる点では、四十日と二十五日と三十日の三本を比べました。七十五日と八十五日と九十日のうち、九十日が残ります。最後に作業Hの三十日を足して、百二十日になりました。破線の矢を数えに入れるかどうかが、この問いの勘所です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア105:百五は、上の点から伸びる枝だけを見た形です。三十五日に四十日を足して七十五日とし、そこへ三十日を加えています。けれども集まる点には、三本の矢が入っていました。下の点から来る九十日のほうが遅く残ります。最も長い道を選ばなければなりません。
- イ115:百十五は、破線の矢を数えに入れないと出ます。下の点が五十日のままになり、そこからの枝は八十日どまりです。集まる点は中の点からの八十五日で決まってしまいました。そこへ三十日を足すと、この値になります。見かけの作業にも順序の縛りはあります。
- エ125:百二十五は、正しい百二十日に作業Bの五日を余分に足した値です。どの道筋をたどっても、この合計にはなりません。破線の矢は日数〇の見かけの作業で、順序を示すだけです。最も長い道は九十日の点を通り、百二十日でした。
この問題の用語
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- ダミー作業アローダイアグラムで、所要日数0の点線として描く見かけの作業です。実際の仕事ではなく、作業どうしの順序の制約だけを表します。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 科目A 問14:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
- 令和5年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和元年度 秋期 午前 問52:クリティカルパスに関する問題(ダミー作業)
- 平成31年度 春期 午前 問53:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 平成27年度 秋期 午前 問51:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
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