令和4年度上期第二種電気工事士筆記試験(午前)(電気技術者試験センター)問2
電気に関する基礎理論
許容電流に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
ビニル絶縁電線(単線)の抵抗又は許容電流に関する記述として,誤っているものは。
- イ許容電流は,周囲の温度が上昇すると,大きくなる。
- ロ許容電流は,導体の直径が大きくなると,大きくなる。
- ハ電線の抵抗は,導体の長さに比例する。
- ニ電線の抵抗は,導体の直径の2乗に反比例する。
答えと解説
✓ これが正解イ許容電流は,周囲の温度が上昇すると,大きくなる。
解説
許容電流は、周囲温度が上がると小さくなります。
電線の抵抗と、許容電流(安全に流し続けられる電流の上限)の性質で判断します。誤りを選ぶ問です。
電線の抵抗は、長さに比例し、断面積に反比例します。単線の断面積は円の面積で、直径の2乗に比例するので、抵抗は直径の2乗に反比例します。許容電流は、電流による発熱と周囲への放熱の釣り合いで決まります。導体が太いほど発熱しにくく熱を逃がしやすいので、直径が大きいほど許容電流は大きくなります。
一方、周囲の温度が高いと、電線は熱を逃がしにくくなり、絶縁物が耐えられる温度の上限に早く達します。そのため許容電流は周囲温度の上昇で小さくなります。大きくなるとする記述が誤りです。
覚え方は、抵抗は長さに比例・直径の2乗に反比例、許容電流は太いほど大きく熱いほど小さい、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ許容電流は,導体の直径が大きくなると,大きくなる。:導体の直径が大きいほど許容電流が大きいという内容は、実際の性質と合っています。太い電線は発熱が少なく放熱もしやすいので、誤りを探す問いの答えにはなりません。
- ハ電線の抵抗は,導体の長さに比例する。:抵抗が導体の長さに比例するのも正しい内容です。長い電線は電流の通り道が長くなる分だけ抵抗が増えるので、誤っているとはいえません。
- ニ電線の抵抗は,導体の直径の2乗に反比例する。:直径の2乗に反比例するという記述も正しい内容です。直径が2倍になると断面積は4倍になり、抵抗は4分の1になるためで、誤りではありません。
出典:令和4年度上期第二種電気工事士筆記試験(午前) 問2(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)