平成24年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問4
電気に関する基礎理論
力率に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
単相200〔V〕の回路に、消費電力2.0〔kW〕、力率80〔%〕の負荷を接続した場合、回路に流れる電流〔A〕は。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14
- イ5.8
- ロ8.0
- ハ10.0
- ニ12.5
答えと解説
✓ これが正解ニ12.5
解説
I=2000÷(200×0.8)=12.5〔A〕です。
単相交流の電力の式 P=V×I×力率 で判断します。力率は、電圧と電流の位相のずれのために、供給された電力のうち実際に消費される割合を表す数です。消費電力2.0〔kW〕は2000〔W〕、力率80〔%〕は0.8です。
I=P÷(V×力率)=2000÷(200×0.8)=2000÷160=12.5〔A〕になります。力率が小さいほど、同じ電力でも多くの電流が流れます。
肢の数値は式の取り違えで説明できます。力率を使わずに2000÷200とすると10.0〔A〕、力率を割らずに掛けると8.0〔A〕です。三相の式の√3を入れて2000÷(200×1.73)とすると5.8〔A〕になりますが、この問は単相の回路です。電流は電力を電圧と力率の積で割る、と覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イ5.8:5.8〔A〕は、三相の式にならって2000÷(200×1.73)と計算した値に一致します。この問は単相の回路で√3は使わず、力率も入れていないため、電流を小さく見積もった誤りです。
- ロ8.0:8.0〔A〕は、2000÷200=10に力率の0.8を掛けた値に一致します。力率は割る側に入れるのが正しく、掛けると電流が小さくなります。力率が悪いほど電流は増えます。
- ハ10.0:10.0〔A〕は、2000÷200として力率を無視した値です。力率80〔%〕の負荷では、見かけ上の電力が消費電力より大きくなる分だけ、電流は10〔A〕より多く流れます。
出典:平成24年度下期第二種電気工事士筆記試験 問4(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)