令和7年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
図のような単相3 線式回路において,電線1 線当たりの抵抗が0.1 Ωのとき,a-b間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ99
- ロ100
- ハ101
- ニ102
答えと解説
✓ これが正解ロ100
解説
a-b間は 103-0.1×20-0.1×10=100 Vです。
単相3線式は、中性線と各外線の間に負荷をつなぐ配電方式で、中性線には上下の負荷電流の差が流れます。a-b間の電圧は、電源の103 Vから、上の外線の電圧降下と中性線の電圧降下を引いて求めます。
上の外線には20 Aが流れるので、電圧降下は 0.1×20=2 V です。中性線に流れるのは上下の負荷電流の差で、20-10=10 A、電圧降下は 0.1×10=1 V です。上の負荷の電流が大きいので、中性線の電流は電源へ戻る向きで、b点の電位は電源の中性点より1 V高くなります。aは 103-2=101 V なので、a-b間は 101-1=100 V です。
検算は、上側の閉じた回路で 103=2+(a-b間)+1 とおいて、a-b間=100 Vです。 覚え方は、外線の降下は自分の電流×抵抗、中性線の降下は電流の差×抵抗で、両方を引く、です。
ほかの選択肢の解説
- イ99:99 Vは、中性線の電流を20 Aとして降下を0.1×20=2 Vとし、103-2-2=99 Vとした値です。中性線に流れるのは上下の負荷電流の差の10 Aなので、降下は1 Vで、正しくは100 Vになります。
- ハ101:101 Vは、上の外線の降下2 Vだけを引いた103-2=101 Vの値です。中性線にも電流が10 A流れ、0.1×10=1 Vの降下があるため、a-b間はさらに1 V下がります。
- ニ102:102 Vは、中性線の降下1 Vだけを引いた103-1=102 Vの値です。20 Aが流れる上の外線の降下0.1×20=2 Vを忘れており、両方を引いた103-2-1=100 Vが正しい値です。
出典:令和7年度上期第二種電気工事士学科試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)