平成30年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
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図のような単相3 線式回路において,電線1 線当たりの抵抗が0.1 Ωのとき,a-b 間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14

- イ102
- ロ103
- ハ104
- ニ105
答えと解説
✓ これが正解ハ104
解説
中性線は0 Aで、外線の降下1 Vを引いた104 Vです。
単相3線式は100 Vと200 Vの両方を取り出せる配電方式で、家庭の屋内配線に広く使われます。この方式では、中性線(真ん中の線)に、上下2つの負荷電流の差が流れます。この回路は上下とも10 Aで釣り合っているので、中性線の電流は0 Aとなり、中性線では電圧降下が起きません。
そこで a−b間の電圧は、上側の電源電圧105 Vから、a点まで電流が通る上側の外線の電圧降下を引いて求めます。外線の降下は 0.1 Ω×10 A=1 V なので、105−1=104 V です。中性線は 0.1×0=0 V なので引く量はありません。下側の外線は、上の負荷にかかる電圧には関係しません。
平衡した単相3線式は、中性線の電流が0 Aで、降下は外線1本分だけ、と覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イ102:102 Vは、105 Vから3 V引いた値です。3本の線すべてで1 Vずつ下がったと数えれば得られる値ですが、a−b間の電圧に関わるのは上側の外線だけで、中性線も下側の外線も引く対象になりません。
- ロ103:103 Vは、105 Vから2 V引いた値です。中性線にも10 Aが流れて1 V下がる場合に得られる値ですが、上下の負荷電流が同じ10 Aなので、中性線の電流は0 Aで降下もありません。
- ニ105:105 Vは電源側の電圧そのもので、電線の降下を全く考えない値です。上側の外線には10 Aが流れ、0.1×10=1 Vの電圧降下が生じるため、負荷にかかる電圧は105 Vより低くなります。
出典:平成30年度下期第二種電気工事士筆記試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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