令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後)(電気技術者試験センター)問24
一般用電気工作物等の検査方法
回路計に関する問題
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回路計(テスタ)に関する記述として,正しいものは。
- イアナログ式で交流又は直流電圧を測定する場合は,あらかじめ想定される値の直近上位のレンジを選定して使用する。
- ロ抵抗を測定する場合の回路計の端子における出力電圧は,交流電圧である。
- ハディジタル式は電池を内蔵しているが,アナログ式は電池を必要としない。
- ニ電路と大地間の抵抗測定を行った。その測定値は電路の絶縁抵抗値として使用してよい。
答えと解説
✓ これが正解イアナログ式で交流又は直流電圧を測定する場合は,あらかじめ想定される値の直近上位のレンジを選定して使用する。
解説
アナログ式の電圧測定は、直近上位のレンジを使います。
回路計(テスタ)は、電圧・電流・抵抗を1台で測る測定器です。使い方の決まりを、記述ごとに確かめます。
アナログ式(針が振れる方式)で交流または直流の電圧を測るときは、あらかじめ想定される値より大きい、直近の上位のレンジを選びます。想定が全く分からないときは、最も大きなレンジから始めます。想定値より小さいレンジにすると、過大な入力で測定器が壊れるおそれがあります。この記述が正しい内容です。
抵抗を測るとき、回路計の端子からは、内蔵の電池による直流の電圧が出るので、交流電圧という記述は誤りです。デジタル式もアナログ式も、抵抗の測定には内蔵の電池が必要です。アナログ式は電池が不要という記述も誤りです。電路と大地間の抵抗の測定値は、絶縁抵抗計の測定値とは別物で、絶縁抵抗値として使ってはいけません。覚え方は、電圧は大きなレンジから始める、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ抵抗を測定する場合の回路計の端子における出力電圧は,交流電圧である。:抵抗を測るときの回路計の端子の電圧は、内蔵の電池から出る直流電圧です。交流電圧が出るという記述は誤りです。電池の電圧で測定対象に電流を流して、その大きさから抵抗値を求めます。
- ハディジタル式は電池を内蔵しているが,アナログ式は電池を必要としない。:ディジタル式もアナログ式も、抵抗の測定のときは、内蔵の電池から測定対象に電流を流すので、電池が必要です。アナログ式は電池を必要としないという記述は誤りです。
- ニ電路と大地間の抵抗測定を行った。その測定値は電路の絶縁抵抗値として使用してよい。:回路計で測る電路と大地間の抵抗は、絶縁抵抗計の測定値とは性格が違い、電路の絶縁抵抗値として使うことはできません。絶縁抵抗は、電路に高めの測定電圧をかけて測る専用の絶縁抵抗計で測ります。
出典:令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午後) 問24(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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