2019年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問8
配電理論及び配線設計
電流減少係数に関する問題
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金属管による低圧屋内配線工事で,管内に直径2.0 mmの600V ビニル絶縁電線(軟銅線)5本を収めて施設した場合,電線1本当たりの許容電流[A]は。ただし,周囲温度は30 ℃以下,電流減少係数は0.56とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。
- イ10
- ロ15
- ハ19
- ニ27
答えと解説
✓ これが正解ハ19
解説
35 A×0.56=19.6 A で、これを超えない19 Aが正解です。
金属管などに複数の電線を収めると、電線から出る熱がこもって逃げにくくなるため、電線1本当たりの許容電流を小さく見積もります。その割合が電流減少係数で、この問では0.56と与えられています。
直径2.0 mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)の許容電流は、一般に使われる表の値で35 A です。管内に5本収めるので、35×0.56=19.6 A となります。選択肢の中でこの計算結果に最も近く、かつ超えないのは19 A です。許容電流は超えてはならない上限なので、切り上げず、小さい側をとります。
許容電流の表の値は太さごとに決まっていて、本数が増えるとその値に係数をかけて小さくします。覚え方は、許容電流=太さ別の許容電流×電流減少係数です。
ほかの選択肢の解説
- イ10:10 Aは、35 Aに0.56をかけて得られる19.6 Aの約半分にあたり、この問の条件からは導けません。電線の能力を大きく下回る値で、1本当たりの許容電流の答えにはなりません。
- ロ15:15 Aは、19.6 Aより小さく、直径2.0 mmの許容電流35 Aに係数0.56をかけた計算からは導けない値です。安全側ではあっても、問われている許容電流の値とは合いません。
- ニ27:27 Aは、35×0.56=19.6 A より大きく、管内に5本収めたときの許容電流を超えてしまいます。電流減少係数による低下を十分に見込めておらず、電線が熱を持ちやすくなります。
出典:2019年度上期第二種電気工事士筆記試験 問8(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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