平成29年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問5
電気に関する基礎理論
全消費電力に関する問題
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- イ2.4
- ロ4.8
- ハ7.2
- ニ9.6
答えと解説
✓ これが正解ハ7.2
解説
1相のインピーダンス10 Ωで電流20 A、全消費電力は7.2 kWです。
三角形(デルタ)結線の負荷では、各辺に電源の線間電圧200 Vがそのまま加わります。各辺は抵抗6 Ωとコイル8 Ωの直列で、インピーダンス(交流での妨げる大きさ)は Z=√(6²+8²)=10 Ω です。
各辺に流れる電流は I=200÷10=20 A。電力を消費するのは抵抗だけで、コイルは電力を消費しません。1辺の消費電力は I²R=20²×6=2400 W です。3辺あるので、全消費電力は 2400×3=7200 W=7.2 kW となります。
別の方法では、力率(電圧と電流の位相のずれの割合)を cosθ=R/Z=6/10=0.6 として、1相分 200×20×0.6=2400 W を3倍しても7200 Wで一致します。
覚え方は、まず1辺の電圧・インピーダンス・電流を求めて抵抗分だけで I²R を計算し、最後に辺の数を掛けることです。
ほかの選択肢の解説
- イ2.4:2.4 kW は1辺(1相)分の消費電力と一致する値です。この回路は同じ負荷が3辺あるため、全消費電力を求めるには3倍する必要があり、1相分だけでは答えになりません。
- ロ4.8:4.8 kW は、1辺分の2.4 kW を2倍した値と一致します。負荷は3辺とも同じ大きさで電力を消費しているので、2辺分では足りず、3辺すべてを合計する必要があります。
- ニ9.6:9.6 kW は、抵抗6 Ωの代わりにコイルの8 Ωを使って3×20²×8=9600 W と計算した値と一致します。電力を消費するのは抵抗だけなので、コイルの値を使うのは誤りです。
出典:平成29年度下期第二種電気工事士筆記試験 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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