平成27年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問20
電気工事の施工方法
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木造住宅の単相3 線式100/200V 屋内配線工事で,不適切な工事方法は。ただし,使用する電線は600V ビニル絶縁電線,直径1.6 mm(軟銅線)とする。
- イ同じ径の硬質塩化ビニル電線管(VE)2 本をTS カップリングで接続した。
- ロ合成樹脂製可とう電線管(PF 管)内に通線し,支持点間の距離を1.0 m で造営材に固定した。
- ハ金属管を点検できない隠ぺい場所で使用した。
- ニ合成樹脂製可とう電線管(CD 管)を木造の床下や壁の内部及び天井裏に配管した。
答えと解説
✓ これが正解ニ合成樹脂製可とう電線管(CD 管)を木造の床下や壁の内部及び天井裏に配管した。
解説
CD管はコンクリート埋設用で、木造の床下・壁内・天井裏は不適切です。
合成樹脂製可とう電線管には、PF管とCD管があります。PF管は自己消火性(燃え広がりにくい性質)があり、コンクリートに埋め込んでも、露出や隠ぺいで使っても構いません。CD管は自己消火性がなく、直接コンクリートに埋め込んで使うのが原則で、木造の床下・壁の内部・天井裏のような場所に配管する使い方は不適切です。
他の肢も確かめます。同じ径の硬質塩化ビニル電線管(VE管)2本をTSカップリングでつなぐのは、VE管の正しい接続方法です。PF管の支持点間の距離は1.5 m以下とされているので、1.0 mで固定するのは問題ありません。金属管工事は、点検できない隠ぺい場所でも使えます。
したがって、CD管を木造の床下や壁の内部、天井裏に配管した肢が不適切な工事です。
覚え方は、PF管は露出でも隠ぺいでも使える、CD管はコンクリートに埋める専用、です。
ほかの選択肢の解説
- イ同じ径の硬質塩化ビニル電線管(VE)2 本をTS カップリングで接続した。:TSカップリングは、硬質塩化ビニル電線管(VE管)どうしを接続するための専用の部品です。同じ径のVE管2本をつなぐ方法として正しいので、不適切な工事ではなく、この肢は答えになりません。
- ロ…PF 管)内に通線し,支持点間の距離を1.0 m で造営材に固定した。:PF管の支持点間の距離は1.5 m以下とされています。1.0 mごとに造営材へ固定するのは、その範囲内で、むしろ余裕のある固定です。不適切な工事ではないため、この肢は答えではありません。
- ハ金属管を点検できない隠ぺい場所で使用した。:金属管工事は、展開した場所だけでなく、点検できる隠ぺい場所や点検できない隠ぺい場所にも施設できる工事方法です。点検できない隠ぺい場所で金属管を使うことは認められるので、不適切ではありません。
出典:平成27年度下期第二種電気工事士筆記試験 問20(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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