平成27年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
許容電流に関する問題
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金属管による低圧屋内配線工事で,管内に直径1.6 mmの600V ビニル絶縁電線(軟銅線)3本を収めて施設した場合,電線1本当たりの許容電流[A]は。ただし,周囲温度は30 ℃以下,電流減少係数は0.70とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
- イ19
- ロ24
- ハ27
- ニ34
答えと解説
✓ これが正解イ19
解説
許容電流27Aに係数0.70を掛けて約19Aです。
電線に流してよい最大の電流を許容電流といいます。電線が太いほど大きくなり、金属管の中に何本も入れると熱がこもるため、電流減少係数を掛けて小さく見積もります。
直径 1.6 mm の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)の許容電流は 27 A です。周囲温度は 30 ℃以下なので、温度による補正は要りません。金属管の中に電線を3本収めるので、問題で与えられた電流減少係数 0.70 を掛けます。27×0.70=18.9 A で、最も近い 19 A が答えです。係数を掛けるのは、電線が束になるほど熱が逃げにくく、同じ電流でも温度が上がりやすいためです。
管内の電線が多いほど係数は小さくなります。電線の太さごとの許容電流を表で確かめ、本数に応じた係数を掛ける、という流れで覚えます。
ほかの選択肢の解説
- ロ24:24 A は、この条件(直径 1.6 mm・係数 0.70)の計算式からは導けない値です。27 A に 0.70 を掛けると 18.9 A であり、24 A にはなりません。
- ハ27:27 A は、直径 1.6 mm の電線の許容電流そのもので、電流減少係数 0.70 を掛ける前の値です。管内に3本収めたので、係数を掛けた 18.9 A が正しい値になります。
- ニ34:34 A も、1.6 mm の許容電流 27 A に係数 0.70 を掛ける計算からは出てこない値で、導けません。係数を掛けると小さくなるのに、27 A より大きい点でも合いません。
出典:平成27年度上期第二種電気工事士筆記試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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