平成21年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問14
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
三相誘導電動機に関する問題
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三相誘導電動機を逆回転させるための方法は。
- イ三相電源の3本の結線を3本とも入れ替える。
- ロ三相電源の3本の結線のうち、いずれか2本を入れ替える。
- ハコンデンサを取り付ける。
- ニスターデルタ始動器を取り付ける。
答えと解説
✓ これが正解ロ三相電源の3本の結線のうち、いずれか2本を入れ替える。
解説
3本のうち2本の結線を入れ替えると逆回転します。
三相誘導電動機は、三相交流が作る回転磁界(回転する磁石のような磁界)に引かれて回ります。回転の向きは、三相の線の並び順(相順)で決まります。逆回転させるには、この相順を逆にします。
三相電源の3本のうち、いずれか2本を入れ替えると、相順が逆になって回転磁界の向きが反対になり、電動機も逆回転します。
これに対し、3本とも位置が変わる入れ替えは、必ず並び順を一つずつずらした形になり、順番の向きは元と同じです。したがって回転の向きは変わりません。コンデンサは力率の改善や単相電動機の始動などに使う部品で、回転の向きを逆にするものではありません。スターデルタ始動器は始動時の電流を小さくする装置で、始動後の回転方向を変える装置ではありません。
覚え方は、三相電動機の逆回転は、3本のうち2本を入れ替える、です。
ほかの選択肢の解説
- イ三相電源の3本の結線を3本とも入れ替える。:3本とも入れ替えても、並びがぐるりと一巡するだけで、相順の向きは変わりません。回転磁界が反対向きにならないので、逆回転にはなりません。
- ハコンデンサを取り付ける。:コンデンサは、力率を良くしたり、単相電動機の始動の補助に使ったりする部品です。三相の相順は変えないので、これを取り付けても回転の向きは逆になりません。
- ニスターデルタ始動器を取り付ける。:スターデルタ始動器は、始動のときだけ巻線のつなぎ方を切り替えて始動電流を小さくする装置です。電源の相順は変わらないので、回転の向きを逆にする働きはありません。
出典:平成21年度第二種電気工事士筆記試験 問14(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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