平成28年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問14
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
三相誘導電動機に関する問題
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三相誘導電動機を逆回転させるための方法は。
- イ三相電源の3 本の結線を3 本とも入れ替える。
- ロ三相電源の3 本の結線のうち,いずれか2 本を入れ替える。
- ハコンデンサを取り付ける。
- ニスターデルタ始動器を取り付ける。
答えと解説
✓ これが正解ロ三相電源の3 本の結線のうち,いずれか2 本を入れ替える。
解説
三相誘導電動機は、電源の3本のうち2本を入れ替えると逆回転します。
三相誘導電動機は、三相交流が作る回転磁界(向きが順に回る磁界)に引かれて回ります。回る向きは、3本の電線に電圧の山が来る順序(相順)で決まります。
3本のうちいずれか2本を入れ替えると、相順が逆になり、回転磁界の向きが反対になるので、電動機は逆回転します。3本のうちどの2本を選んでも同じ結果になります。
肢を比べると、3本とも入れ替えても、並びが一巡するだけの入れ替えなら相順は変わらず、回転の向きも同じです。コンデンサは力率を改善したり、単相電動機の始動に使ったりする部品です。スターデルタ始動器は始動電流を小さくする装置で、回転の向きを変えません。逆回転は2本入れ替え、と覚えます。回転の向きを決める要素は相順だけで、始動の方式や力率の部品は向きに関わりません。
ほかの選択肢の解説
- イ三相電源の3 本の結線を3 本とも入れ替える。:3本とも入れ替えて、もとの並びが一巡して回るだけなら、相順は変わりません。電源の位相の順序が同じなので、電動機の回る向きは変わらず、逆回転しません。
- ハコンデンサを取り付ける。:コンデンサを取り付けるのは、力率の改善や単相電動機の始動などが目的です。三相誘導電動機の回転磁界の向きは変わらないので、逆回転にはなりません。
- ニスターデルタ始動器を取り付ける。:スターデルタ始動器は、始動時の電流を抑えるために巻線の接続を切り替える装置です。電源の相順は変えないため、回転の向きはそのままで逆回転しません。
出典:平成28年度上期第二種電気工事士筆記試験 問14(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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