企業活動|システム監査技術者試験
この分野には 22問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語は組織(7問)・リーダシップ(3問)・リーダーシップ(3問)・会計(3問)・コンプライアンス(2問)です。問題が多い回は令和7年度 秋期(2問)・令和2年度 10月(2問)・平成30年度 春期(2問)です。
人と組織の理論を軸で分け、数字は段階で読む
リーダーシップ論は、状況として何を見るかで区別します。コンティンジェンシー理論は、どの状況にも通じる唯一最適なスタイルはなく、有効なスタイルは状況によって変わると考えます。組織論の同名の理論も、最適な組織の形は外部環境に依存するという立場です。ハーシィとブランチャードのSL理論は、タスク志向と人間関係志向の強弱で四つの型に分け、部下の成熟度に応じて教示的、説得的、参加的、委任的へ移るとします。
技術者倫理では、結束の強い集団が批判的な思考を欠いて不合理な合意に至る集団思考に注意します。ジャニスはその兆候を八つに整理し、心の警備は異論を唱えるメンバーから集団を守ろうとする振る舞いです。キャロルはCSRを経済的、法的、倫理的、社会貢献の四つの責任に分け、法で義務付けられるのが法的責任、義務ではないが社会が期待するのが倫理的責任です。
知識と人材では、SECIモデルが暗黙知と形式知の変換を共同化、表出化、連結化、内面化の順に回し、内面化は形式知を実践の中で自分の暗黙知として身に付ける段階です。高い成果を恒常的に上げる人の行動や思考の特性を定義したものがコンピテンシモデルです。
会計では利益を段階で読みます。売上高から売上原価を引いた売上総利益から、販売費及び一般管理費を引いたものが営業利益です。損益分岐の計算では、売上高から変動費を引いた限界利益から固定費を引くと営業利益になる関係を使います。キャッシュフローは営業、投資、財務の三つに分かれ、固定資産の売却収入は投資活動です。連結ではグループ内の取引を消去してから利益率を求めます。
生産と品質では、抜取検査で合格すべきロットを不合格にする確率が生産者危険、不合格とすべきロットを合格にする確率が消費者危険です。TOCのDBRでは、全体の生産量を決める制約工程とそのペースをドラム、制約工程の前に置く余裕をバッファ、投入を制約工程に合わせる仕組みをロープと呼びます。
この分野で出た問題
- 令和2年度 10月 問16恒常的に成果に結び付けることのできる個人の行動や思考特性を定義したものはどれか。
- 平成28年度 春期 問16表は,CSR(Corporate Social Responsibility)をキャロルによる四つの責任分野に分類し,それぞれの企業活動例を示している。表中のcに入るものはどれか。
- 平成26年度 春期 問24TOCにおけるDBR(ドラム・バッファ・ロープ)のドラムの説明はどれか。
- 平成30年度 春期 問16キャッシュフロー計算書において,投資活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。
- 令和4年度 秋期 問16コンティンジェンシー理論の説明はどれか。
- 平成31年度 春期 問16ハーシィ及びブランチャードが提唱するSL理論の説明はどれか。
- 平成24年度 春期 問16リーダシップのスタイルは,その組織の状況に合わせる必要がある。組織とリーダシップの関係に次のことが想定できるとすると,野球チームの監督のリーダシップのスタイルとして,図のdと考えられるものはどれか。
- 令和6年度 秋期 問16リーダーシップのコンティンジェンシー理論の説明はどれか。
- 令和5年度 秋期 問16リーダーシップを“タスク志向”と“人間関係志向”の強弱で四つの型に分類し,部下の成熟度によって,有効なリーダーシップの型が変化するとしたものはどれか。
- 令和7年度 秋期 問16リーダーシップ論のうち,SL理論の説明はどれか。
- 平成26年度 春期 問25前期の製品Aの売上高は1,000万円,営業利益は50万円であり,限界利益は400万円であった。当期は売上高が10%減少することが予想されている。当期も前期と同じ営業利益を得るために必要な,固定費の削減額は何万円か。ここで,当期の限界利益率は前期と同じものとする。
- 平成27年度 春期 問16合格となるべきロットが,抜取検査で誤って不合格となる確率のことを何というか。
- 令和3年度 秋期 問16当期末の決算において,表に示した損益計算資料が得られた。当期の営業利益は何百万円か。
- 令和2年度 10月 問15技術者倫理における集団思考の問題点として,アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうち,“心の警備”の説明として,適切なものはどれか。
- 平成30年度 春期 問14技術者倫理における集団思考の問題点として,アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうち,“心の警備”の説明として,適切なものはどれか。
- 令和7年度 秋期 問15技術者倫理の遵守を妨げる要因の一つとして,集団思考というものがある。集団思考の説明として,適切なものはどれか。
- 平成25年度 春期 問25新たに創造された知識を組織に広め,新たな暗黙知として習得することを,SECIモデルでは,どれに分類するか。
- 平成23年度 特別 問16次の財務情報が与えられているとき,自己資本利益率は何%か。
- 平成21年度 春期 問16連結売上高総利益率は何%か。ここで,B社はA社の100%子会社で,仕入れはすべて親会社からであり,売上はすべて親会社以外である。また,期首,期末とも在庫はない。
- 平成25年度 春期 問17金融商品に関する会計基準において,原則として時価を貸借対照表価額とするものはどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 16年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和7年度 秋期です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。