令和7年度 春期 午前 問45
開発技術
デザインレビューの目的
デザインレビューの目的はどれか。
- ア設計工程内で,設計工程の成果物の問題点を発見する。
- イ品質保証部門が,全成果物の出荷の可否を判定する。
- ウ品質保証部門によるプログラムのサンプリング検査によって,設計者では気付かない品質上の問題点を発見する。
- エプロジェクトマネジメントのプロセス上の問題点を発見する。
答えと解説を見る
✓ これが正解ア設計工程内で,設計工程の成果物の問題点を発見する。
解説
設計工程の中で設計の成果物の問題を見つけます。
デザインレビューは、設計の段階で作った成果物を、その工程の内側で関係者が持ち寄って点検する活動です。狙いは、後の工程へ持ち越すと直すのに手間がかかる誤りや抜けを、まだ紙の上で直せるうちに見つけることにあります。ですから目的を見分ける軸は二つあります。一つは、いつ行うかという時期で、設計の工程の中であること。もう一つは、何を見るかという対象で、その工程が生み出した成果物であることです。この二つがそろっているものが、この活動の目的にあたります。どちらか一方でも外れているものは、名前が似ていても、この活動の目的とは言えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ品質保証部門が,全成果物の出荷の可否を判…:品質保証部門が全ての成果物について出荷してよいかを判定すると述べています。開発の終盤に置かれる関門の役割であり、担い手も置かれる時期も、設計の途中で行う点検とは異なります。
- ウ品質保証部門によるプログラムのサンプリン…:品質保証部門が完成したプログラムを抜き取って調べ、作った本人が気付かない問題を見つけると述べています。見ている対象が実装された後のプログラムなので、点検する相手が違います。
- エプロジェクトマネジメントのプロセス上の問…:プロジェクトの進め方そのものに潜む問題点を見つけると述べています。管理の仕組みを見直す活動であり、作られた設計の中身の誤りを探すこととは対象が異なります。
この問題の用語
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- 部門組織の中で、仕事の種類や担当ごとに分けられたまとまりです。専門ごとに分ける分け方と、製品や地域ごとに分ける分け方があります。
- サンプリング全体から一部を抜き出して調べ、全体の傾向を推し量る方法です。全部を調べるより手間が少なく、品質管理や監査、統計調査で使われます。
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問45
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問61:プログラムマネジメントの考え方(プロジェクトマネジメント)
- 令和7年度 秋期 午前 問51:スコープに関する問題(プロジェクトマネジメント)
- 令和7年度 秋期 午前 問25:標本化定理に関する問題(サンプリング)
- 令和7年度 春期 午前 問60:ユーザ受入テストに関する問題(レビュー)
- 令和3年度 春期 午前 問3:サンプリング周波数に関する問題(サンプリング)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)