平成28年度 秋期 午前 問65
システム企画
非機能要件項目
非機能要件項目はどれか。
- ア新しい業務の在り方や運用に関わる業務手順,入出力情報,組織,責任,権限,業務上の制約などの項目
- イ新しい業務の遂行に必要なアプリケーションシステムに関わる利用者の作業,システム機能の実現範囲,機能間の情報の流れなどの項目
- ウ経営戦略や情報戦略に関わる経営上のニーズ,システム化・システム改善を必要とする業務上の課題,求められる成果・目標などの項目
- エシステム基盤に関わる可用性,性能,拡張性,運用性,保守性,移行性,セキュリティ,システム環境などの項目
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✓ これが正解エシステム基盤に関わる可用性,性能,拡張性,運用性,保守性,移行性,セキュリティ,システム環境などの項目
解説
非機能要件は、どれくらいの品質で動くかを決める項目です。
設問は、非機能要件項目に当たるものを選ばせています。要件は上から下へ層になっていて、まず経営として何を成し遂げたいかがあり、その下に業務をどう変えるかがあり、さらにその下にシステムで何ができるようにするかがあります。非機能要件はその一番下に位置し、できることの中身ではなく、どれくらいの品質で動くかを定める層です。判断の軸は、そこに並んでいるのが動きを表す言葉か、程度を測る言葉かという一点になります。止まらずに動き続けられるか、どれだけ速く処理できるか、後から規模を伸ばせるか、日々の面倒を見られるか、長く直しながら使えるか、別の基盤へ移せるか、守りは十分か、置き場所や電力はどうか、といった項目は、いずれもできることの一覧ではなく、その実現の度合いを測る物差しです。よって、システム基盤に関わる可用性、性能、拡張性、運用性、保守性、移行性、セキュリティ、システム環境などの項目という記述が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア新しい業務の在り方や運用に関わる業務手順…:仕事の進め方や、やり取りされる情報、誰がどの役割を担い、どこまで決められるかを並べています。対象がシステムそのものではなく、これからの仕事のあり方を決める層に属しています。
- イ新しい業務の遂行に必要なアプリケーション…:利用者が何をするのか、どこまでを機械に任せるのか、機能どうしで情報がどう受け渡されるのかを並べています。できることの中身を定める層であり、設問が打ち消している側そのものです。
- ウ経営戦略や情報戦略に関わる経営上のニーズ…:経営として何を求めるのか、どの課題を解きたいのか、どんな成果を目指すのかを並べています。個別の要件を決める前の、企画の段階で固まる話にあたります。
この問題の用語
- 非機能要件性能や可用性など、どのように動くかを定めた要件のことです。半日以内に復旧するといった品質の条件が、これにあたります。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 業務手順仕事をどの順で進めるかを決めた取り決めです。文書にしておくと、担当者が替わっても同じやり方と品質で仕事を進められます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 権限そのアカウントに許された操作の範囲のことです。用途ごとに必要なものだけを与え、定義用と更新用のように分けて持たせます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 情報戦略情報をどう活かして経営の目標に近づくかを定める方針です。立てるときは、中長期の経営計画と必ず足並みをそろえます。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問55:サービス可用性管理に関する問題(可用性)
- 令和4年度 秋期 午前 問54:加重総和法に関する問題(非機能要件)
- 令和2年度 10月 午前 問62:企画プロセスで実施すべきもの(情報戦略)
- 平成30年度 春期 午前 問61:共通フレームに関する問題(業務手順)
- 平成23年度 秋期 午前 問64:非機能要件項目(業務手順)
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