平成26年度 秋期 午前 問65
システム企画
総合評価落札方式による調達の説明
総合評価落札方式による調達を説明したものはどれか。
- ア価格,提案内容などが点数化され,最高得点の提案が選ばれる。
- イ過去の採用実績が総合的に評価され,入札を経ずに業者が選ばれる。
- ウ所定の契約限度額の枠内で最も優れた提案が,入札を経ずに選ばれる。
- エ予定価格の制限の範囲内で最低価格の提案が選ばれる。
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✓ これが正解ア価格,提案内容などが点数化され,最高得点の提案が選ばれる。
解説
入札はして、価格と中身を点数で合算します。
設問は、総合評価落札方式による調達の説明を選ばせています。名前を二つに割ると、そのまま判定の道具になります。落札という語は入札を行うことを意味し、総合評価という語は価格だけでなく提案の中身も合わせて評価することを意味します。この二つに反する記述を落とせば、残るのは一つです。なぜ価格だけで決めないのかも押さえておきます。情報システムの調達では、最も安い提案が求めている要件を満たさないことがあり、安さだけで選ぶと後から作り直す費用が生じます。そこで、品質や性能、技術力、実施体制といった内容を点数にし、価格の点数と合わせて順位を付けます。技術の点数を価格で割る形や、技術の点数と価格の点数を足す形が代表的です。ただし、この方式であっても発注者があらかじめ定める上限の金額の枠は働きますから、点数が高ければいくらでもよいという話にはなりません。よって、価格、提案内容などが点数化され、最高得点の提案が選ばれるという記述が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ過去の採用実績が総合的に評価され,入札を…:過去の採用実績をもとに、入札を行わずに相手を決めると述べています。落札という語は入札を前提としますから、その一点で当てはまりません。実績だけで選ぶ形は別の契約のしかたです。
- ウ所定の契約限度額の枠内で最も優れた提案が…:契約限度額の枠の中で、入札を行わずに最も優れた提案を選ぶと述べています。中身の優劣を見る点は似ていますが入札を行わず、企画競争と呼ばれる進め方にあたります。
- エ予定価格の制限の範囲内で最低価格の提案が…:予定価格の範囲内で最も安い提案を選ぶと述べています。入札そのものは行っていますが、比べているのが金額だけなので、中身も合わせて評価するという条件を満たしません。
この問題の用語
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65
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