令和5年度 春期 午前 問52
プロジェクトマネジメント
クリティカルチェーンに関する問題
クリティカルチェーン法に基づいてスケジュールネットワーク上にバッファを設ける。クリティカルチェーン上にないアクティビティが遅延してもクリティカルチェーン上のアクティビティに影響しないように,クリティカルチェーンにつながっていくアクティビティの直後に設けるバッファはどれか。
- ア合流バッファ
- イ資源バッファ
- ウフレームバッファ
- エプロジェクトバッファ
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✓ これが正解ア合流バッファ
解説
置き場所がそのまま名前になっています。
設問は、クリティカルチェーン上にないアクティビティが遅延しても本流に影響しないよう、クリティカルチェーンにつながっていくアクティビティの直後に設けるバッファを選ばせています。この分野の余裕は、置く場所がそのまま呼び名になっているので、設問文の場所を指す言葉を拾えば決まります。つながっていくというのは本流へ合流するという意味で、その直後というのは本流に入る直前を指しています。合流する手前に余裕を置いておけば、支流で生じた遅れはそこで吸収され、本流まで伝わりません。これが合流バッファです。もともとこの手法は、作業ごとに余裕を配ると余裕は必ず使い切られてしまう、という見方から出発しています。だから個々の余裕を削り、削った分を要所へまとめて置きます。余裕は配らずに集める、という考え方が土台にあると読むのが決め手です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ資源バッファ:確保しておくのが日数ではなく、要員や設備そのものです。必要なときに担当者や機械が空いている状態を作る備えなので、遅れを日数として吸収する働きとは種類が違います。
- ウフレームバッファ:画面へ映す絵を一枚分ためておく記憶領域の呼び名で、日程を扱う分野の言葉ではありません。名前の響きだけが似ている、いわば場違いな選択肢です。
- エプロジェクトバッファ:本流の末尾、納期の直前にまとめて置く余裕です。全体で生じた遅れを最後で受け止める備えなので、支流ごとに設けて途中で食い止める働きとは置き場所が違います。
この問題の用語
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問52
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