令和4年度 春期 午前 問53
プロジェクトマネジメント
要件定義に関する問題
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて,表の全ての作業を完了させるために必要な期間は最短で何日間か。
| 作業 | 作業の開始条件 | 所要日数(日) |
|---|---|---|
| 要件定義 | なし | 30 |
| 設計 | 要件定義の完了 | 20 |
| 製造 | 設計の完了 | 25 |
| テスト | 製造の完了 | 15 |
| 利用者マニュアル作成 | 設計の完了 | 20 |
| 利用者教育 | テストの完了及び利用者マニュアル作成の完了 | 10 |
- ア80
- イ95
- ウ100
- エ120
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✓ これが正解ウ100
解説
いちばん長い道をたどって 100 日です。
設問は、表に挙げられた全ての作業を完了させるために必要な期間が最短で何日間かを問うています。まず表を先行関係の図に開きます。要件定義を終えると設計に入り、設計が終わると製造と利用者マニュアル作成の二本に分かれます。製造の後にはテストが続き、利用者教育は、テストの完了と利用者マニュアル作成の完了の両方がそろわなければ始められません。合流する場所では、遅いほうがそろうまで待つことになります。着手を 0 日目として時刻で追うと、要件定義が 30 日目、設計が 50 日目に終わります。そこから製造は 75 日目、テストは 90 日目に終わり、利用者マニュアル作成は 70 日目に終わります。利用者教育を始められるのは遅いほうの 90 日目で、10 日かけて 100 日目に終わります。正解は 100 です。ここでいう最短とは全部を終えるまでに必要な最小の日数のことなので、道の中ではいちばん長い道が答えになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア80:80 日としています。これは設計の後に分かれた二本のうち、短いほうの道をたどった長さです。もう一本がそろうまで最後の作業を始められないので、全体はこの日数では終わりません。
- イ95:95 日としています。作業の前後関係をたどると道は二本しかなく、その長さは 100 日と 80 日です。95 日はどちらの道の長さでもなく、二本の枝の作業を混ぜて足したときに出てくる数にすぎません。
- エ120:120 日としています。これは六つの作業の所要日数を単純に全て足した数です。設計の後の二本は同時に進められるので、その重なりを勘定に入れていない足し方になっています。
この問題の用語
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問53
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問46:要件定義に関する問題(要件定義)
- 令和7年度 春期 午前 問66:準委任型が適切であるとされるもの(要件定義)
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