平成27年度 春期 午前 問68
経営戦略
コモディティ化の説明
コモディティ化の説明はどれか。
- ア革新的な発明に基づいて,従来は市場に存在しなかった製品を開発し,市場に投入すること
- イ技術革新によって,後発製品が先発製品の市場を衰退させること
- ウ技術の成熟などによって,他社製品との差別化が価格以外の点で困難になること
- エ市場での価格競争を避けるために,他社製品とは異なる機能をもった製品を開発し,販売すること
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✓ これが正解ウ技術の成熟などによって,他社製品との差別化が価格以外の点で困難になること
解説
差が消えて価格でしか選ばれなくなる現象です。
設問はコモディティ化の説明を選ばせています。四つの記述には差別化や価格競争という語が繰り返し現れるので、語の重なりでは決まりません。読む向きは一つで、買い手から見た違いが増えているのか、それとも消えていく側なのかという点です。コモディティという語はもともと日用品や汎用品を指します。技術の成熟が進んでどの製品も同じ水準に達すると、買い手には中身の違いが分からなくなり、比べる軸として残るのは価格だけになります。値下げで応じるほど競争は深まるので、逃れ方は価格以外の軸を作り直すことです。積み上げてきた信用や、買った後に受けられる手当てを組み込む方向がそれにあたります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア革新的な発明に基づいて,従来は市場に存在…:革新的な発明に基づいて、従来は市場に存在しなかった製品を開発して投入することは、他と比べようがない違いを作り出す動きです。違いが消えていく現象とは向きが正反対になります。
- イ技術革新によって,後発製品が先発製品の市…:技術革新によって後発製品が先発製品の市場を衰退させることは、売り手の顔ぶれが入れ替わる現象です。押されたのは先発の側であって、製品どうしの違いが無くなったわけではありません。
- エ市場での価格競争を避けるために,他社製品…:市場での価格競争を避けるために、他社製品とは異なる機能をもった製品を開発して販売することは、違いを作り直す取り組みです。価格競争の語は共通しますが、こちらは抗う側の話です。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問68
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